うしろの正面だーあれ



『彼氏がおるから!って、自分をセーブしてるだけかも。』



『違う。あいつは兄貴一筋っつぅか…セーブする程、俺は対した奴じゃないっつぅか…。上手く言えねぇけど…。』



『え〜?対した奴やん?
この未衣サマの逆ナンをシカトするなんて♪』



『…ごめん。』



『謝らんとってやぁ!
真剣 傷付くわ!』



『いや…物凄く魅力的っす。』



『はい棒読みー。』



『ふはっ』



俺は、久しぶりに心の底から笑った。



造らなくても笑顔って出るもんなんだ、と 真剣に思った。



『やっと笑ったな。』



『…俺、並の奴には笑顔見せねぇから。(笑)』



『じゃあ価値あるんや?(笑)』



『10億は くだんねぇ。』



『何者やねん!(笑)』



こんな他愛もない話が延々と続いた。



初めて会った他人をこんなにも受け入れたのは初めてかもしれない。



未衣と居ると心地よかった。



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