うしろの正面だーあれ



「…絶対 絆創膏 似合うよね。」



「…は?」



ペタッ



咲子は有無を言わさず、隆史の鼻に絆創膏を貼った。



「やっぱり!似合う似合う♪」



ペタッ



「ちょっ!」



今度は頬に。



「似合う!」



「………………。」



「おでこは?」



そう言って、今度はおでこに貼ろうとする。



「もういいって!」



咲子の手首を掴む隆史。



思わず立ち上がったからだろうか、距離が近い。



目の前には、愛しい人が居る。



少し手を伸ばせば簡単に抱きしめられる。



咲子の目は、今も隆史を捕えたまま。



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