うしろの正面だーあれ



退屈な授業



騒がしい休み時間



その繰り返し。



冷めた世界



つまらない空間



その繰り返し。






隆史は休み時間も、咲子達の元へ行こうとはしなかった。



それ以前に、咲子は休み時間になると どこかへ消えてしまうのだ。



そんな些細なすれちがいにさえ、このときの隆史には気付かなかった。



目の前に待ち受ける親友の死で頭がいっぱいだった。



他のことを考える余裕なんか無かった。



時刻は14時00分



親友の命が尽きるまで、あと1時間と30分。



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