雨音。〜私を避けていた義弟が突然、部屋にやってきました〜
「私も、伶が好き」
やっと言えた。
長い間、隠していた気持ちが。
想いとともに涙があふれてくる。
そんな私を破顔した伶が抱きしめた。
私もその大きな背中に腕を回す。彼の胸に顔をうずめて、喜びに浸った。
「親父たちの了承は取ってあるから」
そうささやかれて気づいた。
そういえば、婚姻届にはもう両親の名前が書いてあった。
改めて聞かれたことはなかったけど、お母さんには私の気持ちがバレていたに違いない。
(お母さん、わかってて電話してきたのね!)
伶が私のところに来ると知っていたのに、敢えて事実をぼやかして伝えたのだ。私の気持ちを揺さぶろうと。
にんまり笑う母の顔が浮かんだ。
「瑞希……」
名前を呼ばれて、顔を上げると、キスが落ちてきた。
そっと触れた唇は、いったん離れて、また押しつけられる。
確かめるように何度も何度も重ねられた。
だんだん息が苦しくなってきて、唇を開くと、その隙間から舌が忍び込んでくる。
伶の熱い舌が私の中にいて、ここそこを探る。
「んっ」
上顎を舌でなでられて、くすぐったいような気持ちいいような不思議な感覚が湧き起こる。
声が漏れ出た。
それを合図に、伶が私の身体の線をなぞるように触ってきた。
ソファーに押し倒される。
「瑞希、もう我慢できない。お前が欲しい……」
熱い息を吐きながら、伶が私の耳もとに口づける。そのまま、首筋に鼻を押しつけて、匂いを嗅ぐようにするから、私は身じろぎした。
彼の大きな手が私の胸に触れる。
「待って、待って。私……初めてなの」
伶とそうなるのは嫌ではない。
でも、展開が急すぎてスピードを緩めてほしかった。
私がそう言うと、伶はくっと喉の奥を鳴らした。
驚いたように、私を見つめる。
「お前、彼氏いただろ?」
「うん、一瞬だけね。でも、だめだった。だって、やっぱり伶が好きだったから」
「……すげー、うれしい」
伶は私の髪の毛を梳くようになで、顔をほころばせた。
今日はいろんな顔を見せてくれる。
そのたびにときめきが止まらない。
照れくさそうに伶がつぶやいた。
「俺だって初めてだ」
「うそ、あんなにモテるのに?」
「お前しか好きじゃないのに、なんで他の女を抱くんだ?」
ナチュラルな殺し文句に顔が熱くなる。
そのうえ、深いキスをしたあと、ねだるように言ってきた。
「なぁ、だめか? 早く瑞希を俺のものにしたいんだけど?」
そう言われて、逆らえるはずがない。
やっと言えた。
長い間、隠していた気持ちが。
想いとともに涙があふれてくる。
そんな私を破顔した伶が抱きしめた。
私もその大きな背中に腕を回す。彼の胸に顔をうずめて、喜びに浸った。
「親父たちの了承は取ってあるから」
そうささやかれて気づいた。
そういえば、婚姻届にはもう両親の名前が書いてあった。
改めて聞かれたことはなかったけど、お母さんには私の気持ちがバレていたに違いない。
(お母さん、わかってて電話してきたのね!)
伶が私のところに来ると知っていたのに、敢えて事実をぼやかして伝えたのだ。私の気持ちを揺さぶろうと。
にんまり笑う母の顔が浮かんだ。
「瑞希……」
名前を呼ばれて、顔を上げると、キスが落ちてきた。
そっと触れた唇は、いったん離れて、また押しつけられる。
確かめるように何度も何度も重ねられた。
だんだん息が苦しくなってきて、唇を開くと、その隙間から舌が忍び込んでくる。
伶の熱い舌が私の中にいて、ここそこを探る。
「んっ」
上顎を舌でなでられて、くすぐったいような気持ちいいような不思議な感覚が湧き起こる。
声が漏れ出た。
それを合図に、伶が私の身体の線をなぞるように触ってきた。
ソファーに押し倒される。
「瑞希、もう我慢できない。お前が欲しい……」
熱い息を吐きながら、伶が私の耳もとに口づける。そのまま、首筋に鼻を押しつけて、匂いを嗅ぐようにするから、私は身じろぎした。
彼の大きな手が私の胸に触れる。
「待って、待って。私……初めてなの」
伶とそうなるのは嫌ではない。
でも、展開が急すぎてスピードを緩めてほしかった。
私がそう言うと、伶はくっと喉の奥を鳴らした。
驚いたように、私を見つめる。
「お前、彼氏いただろ?」
「うん、一瞬だけね。でも、だめだった。だって、やっぱり伶が好きだったから」
「……すげー、うれしい」
伶は私の髪の毛を梳くようになで、顔をほころばせた。
今日はいろんな顔を見せてくれる。
そのたびにときめきが止まらない。
照れくさそうに伶がつぶやいた。
「俺だって初めてだ」
「うそ、あんなにモテるのに?」
「お前しか好きじゃないのに、なんで他の女を抱くんだ?」
ナチュラルな殺し文句に顔が熱くなる。
そのうえ、深いキスをしたあと、ねだるように言ってきた。
「なぁ、だめか? 早く瑞希を俺のものにしたいんだけど?」
そう言われて、逆らえるはずがない。