ワケアリ無気力くんが甘いです
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かんちゃんと会うたびに、夏休みの楽しさを感じながら、サボらずに終えることのできた宿題。
《なかよしこよし》での連絡もちょこちょこと取っているし、先崎くんと個人でのやり取りもあって、自分の中では割と充実してはいる。
……ほんとはこういう休みの間、沢山友達いたら毎日のように会ったりできるのかもだけど、あいにくそれなりの根暗だからそんなことは出来ず。
家に籠っていても、と思い一人ショッピングに来てみた。
普段より少し行ったところのショッピングモール。中へ入ると外からの暑さが和らいでいくのを感じる。
夏休みだから、人が多いのは覚悟済みだ。
──とりあえず適当に回ろっかな。
まずはファッションフロアに行って、ぐるっと一通り見ていくことに決めたけど、友達同士やカップルとすれ違う度にちょっとしたむなしさを覚える。
「……どこもかしこもサマーセール、か」
どの店もセールをやっていて、少しお買い得。
とはいえ、特に欲しいものがあるわけじゃないんだよね。
近くにあったパンツの値札から、目をそらせば、向かい側の店にディスプレイされた浴衣に目がとまった。