本当の愛を知るまでは
「この部屋を使って。バスルームはこっちにあるから」
光星は、隣の部屋に繋がるドアを開けて、花純を招き入れる。
ホテルのシングルルームのように、ベッドやテーブルがあるシンプルな部屋だった。
「ここは?」
「深夜作業で泊まり込む時に使ってるんだ。俺は作業を終えると遅くなるから、花純は先に休んでて」
「はい、分かりました」
「じゃあね」
光星は花純の肩に手を置いて、チュッと額にキスをしてから出て行った。
「えっと、とにかくシャワーを浴びよう」
バスルームに行き、シャワーを浴びてから、持って来た部屋着を来てドライヤーで髪を乾かす。
時計を見ると、24時を回ったところだった。
(まだ大丈夫かな?)
そう思い、隣の部屋のドアをコンコンとノックする。
「花純? どうぞ」
カチャッとドアを開けると、デスクにいた光星が顔を上げた。
「どうかした?」
「うん、あの。おやすみなさいって言いに……」
すると光星はふっと頬を緩めて立ち上がる。
花純のそばまで来ると、そっと髪を指で梳いた。
「サラサラの綺麗な髪。いい香りがする」
「光星さんのシャンプー、お借りしました」
「うん。いいな、彼女が俺と同じシャンプー使ってるって」
すくった髪に軽く口づける光星に、花純はドキッとする。
「おやすみ、ゆっくり休んで」
「はい。光星さんも、お仕事あと少しがんばってください」
「ありがとう」
そっと抱き寄せられ、花純は目を閉じる。
優しく甘いキスに、胸がじわりと温かくなった。
光星は、隣の部屋に繋がるドアを開けて、花純を招き入れる。
ホテルのシングルルームのように、ベッドやテーブルがあるシンプルな部屋だった。
「ここは?」
「深夜作業で泊まり込む時に使ってるんだ。俺は作業を終えると遅くなるから、花純は先に休んでて」
「はい、分かりました」
「じゃあね」
光星は花純の肩に手を置いて、チュッと額にキスをしてから出て行った。
「えっと、とにかくシャワーを浴びよう」
バスルームに行き、シャワーを浴びてから、持って来た部屋着を来てドライヤーで髪を乾かす。
時計を見ると、24時を回ったところだった。
(まだ大丈夫かな?)
そう思い、隣の部屋のドアをコンコンとノックする。
「花純? どうぞ」
カチャッとドアを開けると、デスクにいた光星が顔を上げた。
「どうかした?」
「うん、あの。おやすみなさいって言いに……」
すると光星はふっと頬を緩めて立ち上がる。
花純のそばまで来ると、そっと髪を指で梳いた。
「サラサラの綺麗な髪。いい香りがする」
「光星さんのシャンプー、お借りしました」
「うん。いいな、彼女が俺と同じシャンプー使ってるって」
すくった髪に軽く口づける光星に、花純はドキッとする。
「おやすみ、ゆっくり休んで」
「はい。光星さんも、お仕事あと少しがんばってください」
「ありがとう」
そっと抱き寄せられ、花純は目を閉じる。
優しく甘いキスに、胸がじわりと温かくなった。