Drive Someone Nuts
3
お前も父親と同じように狂ってるよ、そう擦れた目で見抜かれた時は身体が硬直して動けなかった。窓際にもたれかかって興味のなさそうな顔で核心を突かれた。母親が出ていった後入れ替わる様にして岡田家に入ってきた女だった。母親が最も憎んできた女がこんな華奢でやつれた女だと思わなかった。髪は長いがぼさぼさで、膝はあざだらけ、目はやけにまん丸の顔をしていた。てっきり若い女にいれあげていると思っていたのに。当時高校生の俺は父親がこんな女に入れあげて狂っていく様子を目の当たりにしていた。
父親が帰ってきてすぐにこの女とセックスするから、嫌でも聞かされる獣じみた声を聞かないために常にヘッドホンをして勉強していた。誰にも相談できなかった。親しい仲の友人にも荷が重すぎる内容だったし、それどころか友人の解決する気のない浅い悩みを相談されイラつき疎遠になった。
母親も女を連れてきた父親に怒り狂っていたけれど、盛りのついた犬みたいに常に興奮して、息子のことをほったらかしている旦那など見ることは地獄極まりなく罵声を浴びせて出ていった。
父親が帰ってきてすぐにこの女とセックスするから、嫌でも聞かされる獣じみた声を聞かないために常にヘッドホンをして勉強していた。誰にも相談できなかった。親しい仲の友人にも荷が重すぎる内容だったし、それどころか友人の解決する気のない浅い悩みを相談されイラつき疎遠になった。
母親も女を連れてきた父親に怒り狂っていたけれど、盛りのついた犬みたいに常に興奮して、息子のことをほったらかしている旦那など見ることは地獄極まりなく罵声を浴びせて出ていった。