だから、あたしは
「だけど、そういう短い髪もいいよな。よく似合ってるぜ。でも、俺的にはシャンプーのコマーシャルみたいにサラサラと風になびく長い髪が好きだったな。おまえの髪質は絹糸みたいにゴージャスで最高だったんだぞ。後ろから見たら美少女そのものだったんだぞ」

「髪なんて、すぐに伸びるわ」

「でもさ、丸坊主にされたらどうする……」

「ひぇっー、坊主!」

「ほらほら、ビビッてるじゃねぇかよ。坊主にされる事も視野に入れておけよ。昔から、あの部は色々とあるんだよ」

「色々って何よ……」

「今は言えない。とにかく、どんな学校にも闇があるものなのさ」

 騎士は曖昧に言葉を濁している。

 闇って何なのよ。すんごく気になるのだが騎士は言いたくないらしい。はてさて、どんな恐ろしい事が待ち受けているのだろうか。

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