だから、あたしは
私は、これまで神様に闘いを挑む覚悟で薬の研究に取り組んで来ました。いずれ、私の大切な息子はいずり娘になります。レイラは、高校を卒業したなら、薬によって、『自由な性』を手に入れることでしょう。あなたも、自分がなりたい自分になってくださいね。
あなたの身体は男の子です。しかし、果たして、その身体で男の子に恋をしてはいけないのてしょうか?
恋の定義とは何なのでしょうね。ずれにしても、心は自由なのです。あなたは、今、男でもないし女でもありません。こんな状態で恋をしているのは、世界広しといえども、あなただけなのです。
これは素晴らしい事なのです。もっと大胆に愛の世界の扉を開いてごらんなさいな。
☆
騎士への恋心が高まったことによって一時的に胸が膨らんだけれど、少年漫画を読んで興奮しているうちに男性の身体へと傾いたたいなんたけどね。
そうか。この薬は、その人の心によって性別を変動させるのね。
女の子に戻りたいと強く願えば早く戻れるかもしれない。
そう言えば、あたしの胸が大きくなった時は髪や肌も潤っていたような気がする。しかし、また、やせっぽっちの少年に逆戻りになっている。この先、しばらく男の子のままなのね。
本田に襲われてからの四日間、ずっと学校を休んでいた。その間に桃園が独自に行動を開始していたようなのだ。
桃園と桃園の弁護士が数々の物的証拠を抱えて本田の自宅に乗り込んだのだ。本田の家族と話し合った結果、『本田が留学する』という形で解決したというのである。
「あいつを野球部から追い出したからみんな安全だよ」
登校すると桃園は明るく笑って教えてくれた。一方、あたしは鈴木に大怪我を負わせてしまった責任を取るために退部しようとしたのだが、すぐさま鈴木に止められたのである。
「やーまーだ! 貴様! 辞めるなんて許さんぞーーー。俺は、貴様のことはゴキブリ並みに嫌いだ! 軟弱な顔も軟弱な体も軟弱な精神も気に食わん! だが、退部は認めんぞ!」
鼻にギブスをつけたままの顔で偉そうに言い切ったのだ。
「罪滅ぼしをしたいのなら野球部を辞めるな! 選手として邁進しろ! 貴様の退部は、アリスさんとの別れに繋がるからな! それは困る」
架空の姉というか、もう一人のあたしには好意を抱いてくれている。
「山田、お姉さんによろしく言ってくれないか。俺は、見てのとおり元気なんだ。アリスさんから受け取ったお菓子は死ぬほど美味かったと伝えておいてくれ」
「あ、はい!」
鈴木は単純だ。好きな人の弟として丁寧に接しようとしている。
練習中にバントのコツを教えたりしているんだもの。しかも、山田アリスの誕生日を聞いてきたのだ。仕方ないから、あたしの誕生日を伝えたおいた。だって、双子という設定なんだもの。
さてさて。
あなたの身体は男の子です。しかし、果たして、その身体で男の子に恋をしてはいけないのてしょうか?
恋の定義とは何なのでしょうね。ずれにしても、心は自由なのです。あなたは、今、男でもないし女でもありません。こんな状態で恋をしているのは、世界広しといえども、あなただけなのです。
これは素晴らしい事なのです。もっと大胆に愛の世界の扉を開いてごらんなさいな。
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騎士への恋心が高まったことによって一時的に胸が膨らんだけれど、少年漫画を読んで興奮しているうちに男性の身体へと傾いたたいなんたけどね。
そうか。この薬は、その人の心によって性別を変動させるのね。
女の子に戻りたいと強く願えば早く戻れるかもしれない。
そう言えば、あたしの胸が大きくなった時は髪や肌も潤っていたような気がする。しかし、また、やせっぽっちの少年に逆戻りになっている。この先、しばらく男の子のままなのね。
本田に襲われてからの四日間、ずっと学校を休んでいた。その間に桃園が独自に行動を開始していたようなのだ。
桃園と桃園の弁護士が数々の物的証拠を抱えて本田の自宅に乗り込んだのだ。本田の家族と話し合った結果、『本田が留学する』という形で解決したというのである。
「あいつを野球部から追い出したからみんな安全だよ」
登校すると桃園は明るく笑って教えてくれた。一方、あたしは鈴木に大怪我を負わせてしまった責任を取るために退部しようとしたのだが、すぐさま鈴木に止められたのである。
「やーまーだ! 貴様! 辞めるなんて許さんぞーーー。俺は、貴様のことはゴキブリ並みに嫌いだ! 軟弱な顔も軟弱な体も軟弱な精神も気に食わん! だが、退部は認めんぞ!」
鼻にギブスをつけたままの顔で偉そうに言い切ったのだ。
「罪滅ぼしをしたいのなら野球部を辞めるな! 選手として邁進しろ! 貴様の退部は、アリスさんとの別れに繋がるからな! それは困る」
架空の姉というか、もう一人のあたしには好意を抱いてくれている。
「山田、お姉さんによろしく言ってくれないか。俺は、見てのとおり元気なんだ。アリスさんから受け取ったお菓子は死ぬほど美味かったと伝えておいてくれ」
「あ、はい!」
鈴木は単純だ。好きな人の弟として丁寧に接しようとしている。
練習中にバントのコツを教えたりしているんだもの。しかも、山田アリスの誕生日を聞いてきたのだ。仕方ないから、あたしの誕生日を伝えたおいた。だって、双子という設定なんだもの。
さてさて。