呪われた死神皇帝は、亡霊の愛し子に愛を囁けない
(早くしないと、殿下の気が変わってしまう……!)
長い間一人で静かに暮らしていたイブリーヌは、侍女に手伝ってもらわなくとも。
身支度を整えることには馴れている。
(皇妃としては、誰かに手伝ってもらうべきなんだろうけれど……)
お忍びで外に出るのなら、派手な格好などする必要もない。
イブリーヌはオルジェントが揃えた衣服の中でも一番地味で目立たない水色のドレスを身に纏うと、夫の元へと再び姿を見せた。
「陛下! お待たせいたしました! 参りましょう!」
ベッドの上から立ち上がり、背中に背負った大鎌の先端につけていたカバーを外した彼は、イブリーヌの姿を上から下まで眺めて難しそうな顔をする。
長い間一人で静かに暮らしていたイブリーヌは、侍女に手伝ってもらわなくとも。
身支度を整えることには馴れている。
(皇妃としては、誰かに手伝ってもらうべきなんだろうけれど……)
お忍びで外に出るのなら、派手な格好などする必要もない。
イブリーヌはオルジェントが揃えた衣服の中でも一番地味で目立たない水色のドレスを身に纏うと、夫の元へと再び姿を見せた。
「陛下! お待たせいたしました! 参りましょう!」
ベッドの上から立ち上がり、背中に背負った大鎌の先端につけていたカバーを外した彼は、イブリーヌの姿を上から下まで眺めて難しそうな顔をする。