琥珀色の溺愛 ーー社長本気ですか?
「じゃあ遅くなったけど自己紹介。クリスチアーノ シュミット30才。出身はアメリカ合衆国。今は日本で幾つかの会社を経営している。クリスと呼んでくれていいよ」
「……大政葵羽です。日本の大学4年生なんですが今は交換留学でイギリスの大学に通っていてーーでもあと1ヶ月あるんですけどそれもどうしたらいいかと悩んでます。あ、ごめんなさい、自己紹介でもこんなことを言って・・・・・・お世話になります。えっと、ご迷惑でしょうがよろしくお願いします」
「私は滉輔と付き合っている横島瑠璃です。葵羽と同じ21才。美大に通ってます。葵羽とは高校生の時からの親友。ひとり暮らしをしているから当面葵羽は私が世話をするつもりです」
ハキハキしている瑠璃に対して葵羽はおどおどしていて挙動不審だ。俺と全く視線が合わない。
「あのさ、もしかして葵羽ちゃん、今さらだけど、今度はクリスがイケメン過ぎて照れてる?」
滉輔が冗談っぽく軽い感じで葵羽に話しかけると葵羽の顔が真っ赤に染まった。
「おいおいマジか。気持ちはわかるけど、今回は俺たちが協力者だからクリスの顔にも慣れてくれないと」
「すみません。その、日本人だと思い込んでたから驚いたっていうのもそうなんですけど、・・・・・・クリスさんの瞳があまりに神々しくて驚いてしまって。それに宝石よりも綺麗だからもっと奥まで見たいって失礼なこと思っちゃってですね、ーーー顔を上げるとどうしても見つめてしまいそうで見ないようにしてて。ホントにすみません・・・・・・」
葵羽が視線が泳ぎ挙動不審だった理由がわかって苦笑する。
興味が俺の顔じゃなくて瞳だったとは。
「君ロンドンに留学中なんでしょ。しかももう2年もいるのならこんな平凡な瞳なんかたくさん見てるでしょう。それにもっと神々しい透き通った青い目とか周りにいっぱいいるんじゃないの」
この場では言わないけど、日本人は金髪碧眼に弱いって言うしな。
「いえ、っていうかーーーそうですね、向こうではいろいろな瞳の人に囲まれてます。でも、クリスさんみたいな綺麗な瞳は見たことないです。もちろん似たような瞳の色の人はいましたけど、なんて言うかーーークリスさんの瞳は宝石よりも宝石みたいで”綺麗”って単純な言葉でおさめてしまうのは罰当たりです。まさに希少価値の高い琥珀です。純度100パーセントの」
いきなり饒舌になった葵羽が俺の瞳の魅力を語り始め、気が付けば泣き止んでいた。
「ふーん、ならじっくり近くで見てみる?」
「え?」
「俺のアンバーいや琥珀の瞳。近くでゆっくり見たいんだろ。今ならいいぞ。せっかくのチャンスだ、どうぞ」
俺の誘いに葵羽の顔が真っ白になる。
「いえいえいえいえーーーーーー」
「遠慮しなくていいよ。近くでよく見たら?」
「近くでとかもっと無理ですーーーごめんなさい」泣きそうになりながら滉輔の彼女の後ろに隠れてしまった。
なんだか小動物みたいだな。
そう思って覗き込むと葵羽は更に身体を小さくして顔を隠してしまう。
ーーーまさか恥ずかしがっているというより怖がられてるんじゃないよな?
「ちょっとこっち見てみて?」
「無理です~」
「おいクリス、葵羽ちゃんをからかうのもいい加減にしとけ」
滉輔に突かれて仕方なく追い込むのを諦めた。もう少し反応を見たかったところだったのだが。
「……大政葵羽です。日本の大学4年生なんですが今は交換留学でイギリスの大学に通っていてーーでもあと1ヶ月あるんですけどそれもどうしたらいいかと悩んでます。あ、ごめんなさい、自己紹介でもこんなことを言って・・・・・・お世話になります。えっと、ご迷惑でしょうがよろしくお願いします」
「私は滉輔と付き合っている横島瑠璃です。葵羽と同じ21才。美大に通ってます。葵羽とは高校生の時からの親友。ひとり暮らしをしているから当面葵羽は私が世話をするつもりです」
ハキハキしている瑠璃に対して葵羽はおどおどしていて挙動不審だ。俺と全く視線が合わない。
「あのさ、もしかして葵羽ちゃん、今さらだけど、今度はクリスがイケメン過ぎて照れてる?」
滉輔が冗談っぽく軽い感じで葵羽に話しかけると葵羽の顔が真っ赤に染まった。
「おいおいマジか。気持ちはわかるけど、今回は俺たちが協力者だからクリスの顔にも慣れてくれないと」
「すみません。その、日本人だと思い込んでたから驚いたっていうのもそうなんですけど、・・・・・・クリスさんの瞳があまりに神々しくて驚いてしまって。それに宝石よりも綺麗だからもっと奥まで見たいって失礼なこと思っちゃってですね、ーーー顔を上げるとどうしても見つめてしまいそうで見ないようにしてて。ホントにすみません・・・・・・」
葵羽が視線が泳ぎ挙動不審だった理由がわかって苦笑する。
興味が俺の顔じゃなくて瞳だったとは。
「君ロンドンに留学中なんでしょ。しかももう2年もいるのならこんな平凡な瞳なんかたくさん見てるでしょう。それにもっと神々しい透き通った青い目とか周りにいっぱいいるんじゃないの」
この場では言わないけど、日本人は金髪碧眼に弱いって言うしな。
「いえ、っていうかーーーそうですね、向こうではいろいろな瞳の人に囲まれてます。でも、クリスさんみたいな綺麗な瞳は見たことないです。もちろん似たような瞳の色の人はいましたけど、なんて言うかーーークリスさんの瞳は宝石よりも宝石みたいで”綺麗”って単純な言葉でおさめてしまうのは罰当たりです。まさに希少価値の高い琥珀です。純度100パーセントの」
いきなり饒舌になった葵羽が俺の瞳の魅力を語り始め、気が付けば泣き止んでいた。
「ふーん、ならじっくり近くで見てみる?」
「え?」
「俺のアンバーいや琥珀の瞳。近くでゆっくり見たいんだろ。今ならいいぞ。せっかくのチャンスだ、どうぞ」
俺の誘いに葵羽の顔が真っ白になる。
「いえいえいえいえーーーーーー」
「遠慮しなくていいよ。近くでよく見たら?」
「近くでとかもっと無理ですーーーごめんなさい」泣きそうになりながら滉輔の彼女の後ろに隠れてしまった。
なんだか小動物みたいだな。
そう思って覗き込むと葵羽は更に身体を小さくして顔を隠してしまう。
ーーーまさか恥ずかしがっているというより怖がられてるんじゃないよな?
「ちょっとこっち見てみて?」
「無理です~」
「おいクリス、葵羽ちゃんをからかうのもいい加減にしとけ」
滉輔に突かれて仕方なく追い込むのを諦めた。もう少し反応を見たかったところだったのだが。