天使なのに、なぜか甘やかされています。


 ひかりちゃんにそう励まされ、時間は過ぎていき、高校復帰して5日目の放課後。

「ピザ、うまっ!」
 アイゼリヤの席で星谷(ほしや)くんが声を上げた。

 奥の窓際にある席に窓側からひかりちゃんとわたし、
 真向いに清丘(きよおか)くん、世河(せがわ)くん、星谷(ほしや)くんが、座っている。

 期末が4日後に迫っていてヤバイということで、アイゼリヤでみんなで勉強することになったのは良いけど、
 みんなで分け合ったマルゲリータピザが美味しすぎるのと、
 この慣れないブルーメタリック風のオシャレな内装に、
 真向いの世河(せがわ)くんがマッチしてて、目が合う度にいつもよりドキドキしてしまって、テーブルに英語の教科書とノート広げて置いてるのに全く勉強にならない。

「あれ? (なお)?」
 リボンで編み込みしたミディアムヘアの可愛らしい女子が声をかけてきた。

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