純恋〜ひとつの光〜
もう…
これ以上は…

涙を浮かべ耀に目で訴える。

するとスーッと耀の足が離れ、ホッとする。

でもドキドキした鼓動は治る気配がない。

「そろそろ帰る?」

耀がお酒を飲みながら情欲が浮かぶ瞳で私を見つめる。

「…うん」

耀のバカっ…

心の中でそう言えば、耀は聞こえたみたいにフッと笑う。

そして二人で立ち上がると耀は私の側まで来て腰を引き寄せた。

人差し指でシーっとジェスチャーをしたかと思えばゆっくりと音を立てないようにキスをされる。

唇を舌でこじ開けられ、口の中に耀の舌が入って来てお酒の味が広がる。

その間にもお尻を揉みしだかれ、服の擦れる音が僅かにする。

私はキスをしながら目で訴えながらフルフルと首を横に振る。

聞こえちゃうよ…

すると下唇を吸われゆっくりと唇が離れた。

「可愛い」

そしてヒソッと耳元に甘い声で囁かれる。

友希ちゃんが前に言ってたのは本当だ。

これは完全に私を溶かしにきている。


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