純恋〜ひとつの光〜
そして二度と姿を見せるなと言われた通り、私はマンションから離れ別な街に引っ越した。

耀のマンションはそのままで。

あそこは耀にとっても私にとっても大事な場所だから。

今、耀と離れて私の付き人をしてくれていた世良さんも付いていないわけだし、万が一の事を考えての行動だった。

絶対にこの小さな命は守らなくちゃ。

そして正直何度も耀のいない寂しさに挫けそうになりながらも、なんとか踏ん張って遂に二人の男の子を産んだ。

生まれた子供たちの顔を見て涙が止まらなかった。

だって、驚く程に耀に似てたから。

耀は私にこんな素敵な宝物を授けてくれた。

嬉しくて幸せで堪らなかった。



ーー数年後ーー

「ママーまだぁ?」

「早く飛行機見たーい!」

煌と光が耀とそっくりな顔をして私が洗濯物を干し終わるのを待っている。

「はい、もう終わるから。おもちゃ散らかってるの片付けてー」

「「競争だ!」」

二人は顔を見合わせて片付けをゲームのようにし始めた。

ははは。
仲良しで何より。
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