純恋〜ひとつの光〜
「おめでとうございます。ご懐妊です。しかも、双子ちゃんですね」

「双子!?」

「ええ。ほらここ、わかりますか?」

写真を見せられるも全く分からないけど、先生がそういうならそうなんだろう。

一卵性双生児らしいと。

同時に二人も…

そしてその日から私は日記を付けることにした。

いつか、いつか耀がまた私の前に現れた時には日記を見せたい。
そう思って。

私は信じてる。

耀を。

愛は変わってしまう事を私は太一で経験した。

でも、耀は絶対に違う。

私には分かるの。

きっと何か、そうしなければならない理由があったんだと。

私たちの思い合う気持ちは変わらない。

それだけを信じた。

そしてずっと使っていなかったアタッシュケースのお金を使う事にした私。

これは手切れ金として受け取ったんじゃない。

二人の小さな奇跡の命を守る為に耀がくれたもの。

そう思って使う事にした。

何よりもお腹の子供を最優先したかったから。

絶対に元気に産みたかったから。
< 240 / 251 >

この作品をシェア

pagetop