純恋〜ひとつの光〜
耀はやっぱり私の前では極道の若頭の顔はしないみたいだ。

何か私の意思を読み取ろうとしているのか、綺麗な瞳は揺れ動き探るように見つめられる。

そしてやっと話し出したかと思えば今度はお金の話。

援助くらいって何よ…

どうして一緒になろうと言ってくれないの?

「何か言って…」

そして耀は意を決したかのように私の手を取った。

「青葉、愛してる。結婚しよう」

そうよ。
私はこれが聞きたかったの。

それからは溢れる気持ちを抑えられずフルスモークの車内で愛し合った。

その後も一度で治るわけもなく、数年ぶりに耀と住んでいたマンションに一緒に帰って、玄関に入り部屋を見るなり噛み付くようにキスをされる。

「んっ…」

「あの時のままだ…」

ここへは今も週一ではあるけれど、掃除をしに来ていた。

「私たちの大事な場所だもの…」

首筋を舐められ吸い付かれながら背中に回された手で下着のホックを外される。
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