獣人姫は公爵家メイド──正体隠して仕えるも、次期公爵の想いには鈍感です
第十三章:試練の開始
それから、数日後、試練の日がとうとうやってきた。
珍しく早起きした私は、いつものメイド服ではなく、動きやすい服を着て(これはメイド服同様、ルライザ様がデザインしたオリジナルだ)外に出る。
私は目立ちたくないけど、やるからには全力で挑むタイプなのだ。
だから万全な状態で挑みたい。
そんなわけで、様々なシュミレーションをしながら、なぜか使えるようになっていたフェルバ体術(昔に使われていた素手で15人は倒せるという噂の武術)の技で鍛錬を積む。
それから30分後、試練の具体的なものは当日に発表されるとのことなので、私達は整列してその時をずっと待った。
「全員ーーー!!注ーー目‼︎」
いきなり大声が響き、みんな思わずビクッと体を震わせた。
この声は、他でもない公爵様本人である。
「これから、試練内容を発表する‼︎第一試練は…」
ドンドンドンドン!とドラムロールが鳴り響く。
「買い物競争だー‼︎」
はっ??今なんて?と思ったのはいうまでもない。
買い物競争?なぜ?私の頭ははてなマークでいっぱいいっぱいだ。
なんでこの今から運動しまーすって宣言しているみたいな服着てで買い物しなくちゃならないんだ。
せめてメイド服に着替えされてくれーーー!
そんな私の心の叫びも虚しく、
「この紙に書いてあるもの買ってきてもらうぞ!」
公爵様は意気揚々と手にある紙をぱっぱと配り始めた。
その紙を開いてみると…なんじゃこりゃ。
絵しか描いてないじゃないか。
何の意図かわらないが、その絵の名前を心の中で言ってみる。
犬
マカロン
西瓜
グレープフルーツ
鶏
しまうま
ノコギリ
桃
リス
電話
飴玉?
雪だるま
卵
茄子
ノコギリ
みかん
おにぎり
時計
キッチン(2)
テレビ
コイン
犬。
なにこれ…そう考えること3分後、私はふと思いつく。
試しにやってみると、ビンゴ‼︎
私は西の森に向かって走り出す。
他のメイドは目を丸くしてこっちを見ていた。
もちろんその中にはリムも含まれている。
「リム先に行ってるわね。後で解読方法教えるわ‼︎」
私はそう叫んで、走り続けた。
「えっ…えっーーー?!姫さま…じゃない。ラニンさんーーーー⁈どこに行かれるのですかーーーー?」
というリムの声を無視して。
理由はとてもシンプルなもので王女時代の憧れがまた芽吹いたからだ。
というのも、専属メイドという役職は密かに憧れがあったのだ。
リムみたく、ある程度の生活が保障されるうえ、お給料も良いということは4歳でも分かっていた。
またその時は、当時レイナを怒らせたという件でありもしない冤罪をかけられ、罰として国家予算が半分になってしまったこともあり、落ち込んだときだったので、衝撃と悔しさが込み上げてきたのは言うまでもない。
得意の暗号が解けたという嬉しさのあまり、目的地へとか全力疾走てしまい久しぶりに幸せを感じていた。しかしこのような行動にでたからかわからないが、私はこの後の予想もしない人に出会ってしまうのであった。
珍しく早起きした私は、いつものメイド服ではなく、動きやすい服を着て(これはメイド服同様、ルライザ様がデザインしたオリジナルだ)外に出る。
私は目立ちたくないけど、やるからには全力で挑むタイプなのだ。
だから万全な状態で挑みたい。
そんなわけで、様々なシュミレーションをしながら、なぜか使えるようになっていたフェルバ体術(昔に使われていた素手で15人は倒せるという噂の武術)の技で鍛錬を積む。
それから30分後、試練の具体的なものは当日に発表されるとのことなので、私達は整列してその時をずっと待った。
「全員ーーー!!注ーー目‼︎」
いきなり大声が響き、みんな思わずビクッと体を震わせた。
この声は、他でもない公爵様本人である。
「これから、試練内容を発表する‼︎第一試練は…」
ドンドンドンドン!とドラムロールが鳴り響く。
「買い物競争だー‼︎」
はっ??今なんて?と思ったのはいうまでもない。
買い物競争?なぜ?私の頭ははてなマークでいっぱいいっぱいだ。
なんでこの今から運動しまーすって宣言しているみたいな服着てで買い物しなくちゃならないんだ。
せめてメイド服に着替えされてくれーーー!
そんな私の心の叫びも虚しく、
「この紙に書いてあるもの買ってきてもらうぞ!」
公爵様は意気揚々と手にある紙をぱっぱと配り始めた。
その紙を開いてみると…なんじゃこりゃ。
絵しか描いてないじゃないか。
何の意図かわらないが、その絵の名前を心の中で言ってみる。
犬
マカロン
西瓜
グレープフルーツ
鶏
しまうま
ノコギリ
桃
リス
電話
飴玉?
雪だるま
卵
茄子
ノコギリ
みかん
おにぎり
時計
キッチン(2)
テレビ
コイン
犬。
なにこれ…そう考えること3分後、私はふと思いつく。
試しにやってみると、ビンゴ‼︎
私は西の森に向かって走り出す。
他のメイドは目を丸くしてこっちを見ていた。
もちろんその中にはリムも含まれている。
「リム先に行ってるわね。後で解読方法教えるわ‼︎」
私はそう叫んで、走り続けた。
「えっ…えっーーー?!姫さま…じゃない。ラニンさんーーーー⁈どこに行かれるのですかーーーー?」
というリムの声を無視して。
理由はとてもシンプルなもので王女時代の憧れがまた芽吹いたからだ。
というのも、専属メイドという役職は密かに憧れがあったのだ。
リムみたく、ある程度の生活が保障されるうえ、お給料も良いということは4歳でも分かっていた。
またその時は、当時レイナを怒らせたという件でありもしない冤罪をかけられ、罰として国家予算が半分になってしまったこともあり、落ち込んだときだったので、衝撃と悔しさが込み上げてきたのは言うまでもない。
得意の暗号が解けたという嬉しさのあまり、目的地へとか全力疾走てしまい久しぶりに幸せを感じていた。しかしこのような行動にでたからかわからないが、私はこの後の予想もしない人に出会ってしまうのであった。