余裕の無い奥田さんは華ちゃんを甘やかす
後で、勢いだけて結婚しちゃうの?って聞いたら
「もうすぐ、社会人になって5年経つしな〜。俺らの年だと考えるんちゃうかな?ま、俺は子供も好きで早く欲しいし、マイホームも建てたいし、何より今の彼女に俺の子供産んで欲しいなと思ったしもうプロポーズしかないやん?お前ももうちょい大人になったら分かるわ。」
と、イケメンが珍しく大人発言!結婚願望強めな私がキュンとしたのは秘密にしとこ!

今日は平日なので、佐藤さんのおのろけ報告以外特に忙しい訳でもなく、いつも通り常連さんのおじさん達か来たぐらいで暇だった。バイト上がりにケータイを見ると奥田さんから連絡が来ていた。
"急だけど、バイトが終わったらご飯食べない?終わったら電話下さい"
急だけど…急だけど嬉しい!急いで家に電話しないと。
ご飯の用意しちゃったのに…とかブツブツお母さんに言われたけど、佐藤さんの結婚話と久しぶりに奥田さんに会えるのでテンション上がってる私!

しかし、初めての電話に緊張して通話をタップ出来ぬまま数分。そろそろ更衣室も出ないといけないし…。
みんなにお疲れ様でしたと、声をかけつつ外に出るとケータイがなった。
< 30 / 39 >

この作品をシェア

pagetop