コドカレ。
act.6 女子高生に恋をした
意味が分からない。
何で公園でアヤ……さんと会う事になったのか。
事実を確認するだけだった筈なのに。妊娠とかしてなくて良かった筈なのに。
アヤさんが突然泣くから。最後にはマスカラ?とかで目の周りが黒く顔がぐちゃぐちゃになってたけど。
なんで俺は、あんないい加減な女子高生を……。
「ヤマト好きな子いる?」
「はぁ?」
「だから、好きな子」
「いねーし!!」
昼休み。べランダでゲーム機を手にする俺の隣りで、ヒロキの口が突然変な事を言いはじめた。
「……んな声あらげる事ねーだろ?」
「な、なんだよ!いきなり!」
今の俺に女の話は意味が分からな過ぎて、過剰に反応してしまう。
「いや、実はサツキに聞いてくれって言われてさ」
「向井に?」
なんでヒロキの彼女が俺の事聞くんだ。
「そう。誰かに頼まれたんじゃねーかな」
「……誰に?」
「詳しく教えてくんねーんだけど、このクラスの女子誰かヤマトの事好きなんじゃね?」
そう言ってヒロキはニヤニヤしながら俺の腹を肘で力強く押して今までより小さな声で、
「で、密会はどんな感じなの?」
そう口にした。