コドカレ。
なのに──。
「で、ヤマトとお前って何なの?」
なんで、皆、私とヤマトの関係の答えを求めるのだろう。
はっきりとした答えを出さなきゃいけないのだろうか。
「俺にも責任あるかもしんねーけど、遊びでヤマトにちょっかい出してんならやめて欲しいんだけど」
「……」
「てか、ヤマトに手出した?」
兄弟だけど、あっちの方でも兄弟になったなんて口が避けても言えない。
「タイガ、お願いがあるんだけど」
「なんだよ?」
「頭……、撫でて」
「は?」
「いいから!!」
「なんだよ、いきなり」
「撫でて!!」
「分かったよ……」
隣に座るタイガの右手が私の頭に触れる。
ポンポンと軽く頭の天辺を叩いた後、上下に撫でられる手。
私はゆっくりと瞳を閉じる。
あの頃よりも大きくて、固い男の人の手は優しく私の頭を撫でた。
こうやって、人に頭を撫でられるのは嫌いじゃないし、むしろ好き。もちろんセックスで肌と肌をくっつけて、ギュッてする行為も安心するのだけど。
ヤマトの手は、何であんなに気持ちが良いのだろう──。