コドカレ。
前にもこんな場面あったな……なんて思いながらも
「み、密会じゃなくて。友達に頼まれて……」
「友達って?」
母ちゃんに尋問される俺は事実を答えるしかなくて
「ヒ、ヒロキ……」
「……」
「ヒロキとヒロキの彼女を会わせるために」
「……」
「同じクラスの松本と協力して先生見張ってたんだけど」
「……」
「先に俺達の方が見つかっちゃった……です」
本当半端ない緊張する空気が漂う。
それでも、この場にアヤさんがいる事に納得がいかなくて、
「で、何でアヤさんがいるの?」
疑問をぶつければ
「いちゃいけないの?」
アヤさんのトゲのある発言と
「俺が連絡したんだよ」
兄ちゃんの信じられない言葉が部屋に響いた。
何で、兄ちゃんと携帯で連絡とり合って……
何で、兄ちゃんとそんな親しげに"ねー"なんて相槌うってんだよ。
何で……
俺は―――


