コドカレ。


あり得ないのは分かっているのに、

なのに──。



「触ってみる?」

なんて自分の胸を指差すと、目の前にいる男の子は戸惑うように目を見開いた。


「……え?」

「ねぇ。本物、触ったこと、無いでしょ?」

こんな破廉恥な事を言えるのは、自分の方が優位に立っているのが分かっているからか。
元彼にされた事に対しての憂さ晴らしなのか。

そんなのどうでも良かった。
ただ、この純情そうな男の子を傷付けてみたかったのかもしれない。


男の子の右手に触ると、ビクンと身体が上下に動いたのが目にとまる。

そのまま手を制服の上から私の左胸に持ってくと真っ赤な顔が唖然となり、その反応が私の気持ちをより高ぶらせた。


「直接触ってみる?」

「え……?」

「だから、生で触ってみたい?」

「え、や……ちょっ?」

言葉ではそう言っても本気で抵抗している様子はなくて、さっきまで生意気そうに意気がっていた男の子も静かになってしまう。

そのままセーラー服の中に忍ばせ、小さな手が私の胸を覆った。


「どう?」

「す、すっげ。や、やわらか……」

なんて気の抜けた男の子の反応が、可愛くて可笑しくて私の行動はどんどんエスカレートしていく。



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