天使の階段
「拓未さん……」

私は真っ直ぐ、拓未さんを見た。

「私もう一度、頑張ってみます。」

「桜井。」

拓未さんの表情が、明るくなった。


「そうか!よかった!!」

そう言って笑った拓未さんの笑顔は、私の心を照らす、希望の光のようだった。


「なあ、桜井。」

「はい。」

「また仕事で悩む事があったら、今度は俺達に一言相談してくれ。」

「えっ……」

「勝手に辞めるなんて、寂しい事言うなよ。」

「は、はい。」

「俺もおまえを応援している、ファンの一人なんだぜ?」

その瞬間、心臓がドクンと波打った。


「俺だけじゃない。木下も…カメラマンだって、みんな…
桜井を応援してるんだ!」

「……はい!!」

私は大きくうなづいた。

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