私は今日女になる
翌日、大田は待ち合わせの場所で、私を待っていた。

「大田。」

話しかけると、笑顔がほころんでいた。

「すず。今日は来てくれて、ありがとう。」

「えっ?」

「って、なんか俺。すずに惚れてるみたいだな。」

そして大田は、恥ずかしそうに私を見つめた。

何?このムズかゆさ。

これが恋愛なの?


「店、この近くだから。行こう。」

「うん。」

ああ、私にこんな瞬間が訪れるなんて。

私は足取り軽く、大田の後を付いて行った。

店について、いつものように料理とお酒を頼んだ。

「すず。」

「何?」

「すーず。」

「だから何?」

この会話が、嬉しくて顔がニヤけてしまった。

「また、ご飯誘ってもいい?」

私は、一瞬固まった。

「……付き合うなら、私はOKだけど。」

「またすずは、そうやって走り出す。」
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