『人妻の過去』
アタシは布団を頭までかぶって…


涙を流した。


仁君と付き合い出してから…


何度泣いただろう


同棲してからも


幾度となく涙を流したけど


今日の涙は…


いつまでも止まらない…。


しゃくり上げるくらい泣いて…


泣いて


泣いて…


なんでないているのか?


自分でもわからなくなった。


赤ちゃんを堕ろさなきゃいけないから?


仁君の言葉?


とにかく訳もわからず泣き続けた…。


そんなときも仁君は


アタシを抱きしめてくれることもなく…


優しい言葉をかけてくれるでもなく…


外をボーっと


眺めていた。






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