超人気美男子の彼女になった平凡女は平和な交際を求めて苦悩する
「ただ?」
「ううん、なんでもない」
テラスは慌てて首を振った。
「テラス、思うことがあるなら、オレに言って欲しい。前にみたいに、言葉で伝えるのを怠って行き違いになるのは嫌なんだ」
「いや、ホントに、どうでもいいことだから。アンセムの問題じゃないし。これは自分の問題」
パタパタと手を振るテラス。
「余計に気になるよ」
「うん、ちゃんと自分で消化したら、アンセムに伝えるから、大丈夫」
「そうか…」
そこまで言われたら、待つしかない。
「ナミルさんと以前したことについてじゃないから。まあ、少しはムッとくるけど、どうしようもないことだし」
心配そうなアンセムの顔を見て、テラスは慌てて弁解した。
「わかったよ」
アンセムはポンポンとテラスの頭を優しく叩いた。
胸がきゅっとなるテラス。
アンセムはこんなに大切に想ってくれているのに、なぜまだ恐いのか。
本当に自分がなさけない。
やはり、もっと頑張るべきだろう。
「アンセム」
「ん?」
小さく首をかしげ、テラスの呼びかけに穏やかな目で応えるアンセムに、テラスはゆっくり近づいた。
(私にもできる!)
そして、アンセムの胸に飛び込んでキスをした。
いきなりの行動に驚いたが、アンセムは優しくテラスを支えてキスに応じた。
(え~い!)
テラスは意を決してアンセムに舌を差し出す。
そんな行動は初めてで、アンセムは驚いて身を引いた。
2人の唇が離れる。
「ううん、なんでもない」
テラスは慌てて首を振った。
「テラス、思うことがあるなら、オレに言って欲しい。前にみたいに、言葉で伝えるのを怠って行き違いになるのは嫌なんだ」
「いや、ホントに、どうでもいいことだから。アンセムの問題じゃないし。これは自分の問題」
パタパタと手を振るテラス。
「余計に気になるよ」
「うん、ちゃんと自分で消化したら、アンセムに伝えるから、大丈夫」
「そうか…」
そこまで言われたら、待つしかない。
「ナミルさんと以前したことについてじゃないから。まあ、少しはムッとくるけど、どうしようもないことだし」
心配そうなアンセムの顔を見て、テラスは慌てて弁解した。
「わかったよ」
アンセムはポンポンとテラスの頭を優しく叩いた。
胸がきゅっとなるテラス。
アンセムはこんなに大切に想ってくれているのに、なぜまだ恐いのか。
本当に自分がなさけない。
やはり、もっと頑張るべきだろう。
「アンセム」
「ん?」
小さく首をかしげ、テラスの呼びかけに穏やかな目で応えるアンセムに、テラスはゆっくり近づいた。
(私にもできる!)
そして、アンセムの胸に飛び込んでキスをした。
いきなりの行動に驚いたが、アンセムは優しくテラスを支えてキスに応じた。
(え~い!)
テラスは意を決してアンセムに舌を差し出す。
そんな行動は初めてで、アンセムは驚いて身を引いた。
2人の唇が離れる。