【コミカライズ】仕事の出来る悪役令嬢、薄幸王子様を幸せにアップグレードしておきました。
 ……色々と、やんごとなき理由があるにせよ。

 血が繋がった息子だというのに教育も授けずに幽閉していたなんて、良識ある人から見れば、臣下として忠誠を誓う国王陛下のなさったことだと言っても、納得しがたい部分は多かったと思う。

 それもこれも、いずれ解決してしまう問題だけれどね。

 金採掘を見事に大成功させた私たちは、頼りになるフランツを始めとするオブライエン一家を、護衛として雇うことに成功した。

 あの金鉱山には途方もない量が埋蔵されていて、ウィリアムは一生お金に困ることはないだろう。

 ……それは、ウィリアムがシュレジエン王国の国王になったとしても同じことだ。

 年々価値の上がり続ける金は、優良な投資対象としても大富豪たちに購入される。

 彼らは金を『将来的に価値が上がり続けるもの』として、金庫に積み上げ貯めるだけ貯め込んでいるので、そうそうのことでは吐き出されない。

 つまり、彼らに売った金が流通されなければ、価値は崩れない。

 私たちには、いくらでも、売却先は見つかるのだ。

< 160 / 202 >

この作品をシェア

pagetop