大好きなお姉さまが悪役令嬢?!処刑回避のためにひきこもったら、隣国の王子に狙われているようです?
はっとしてセシリアは目を覚ます。
寝苦しかったのか、背中にはびっしりと汗をかいていて、夜着が素肌にはりついて気持ち悪い。ゆっくりと身体を起こした。
部屋はまだ薄暗い。
昨日は、姉エレノアの学園の卒業パーティーに家族として参加していた。
卒業パーティーは卒業生の家族であれば誰でも参加できる。共に新しい門出を祝うといった趣旨からだ。
しかしその場で、エレノアは王太子ジェラルドから婚約解消を突きつけられた。むしろ一方的な言い分だから、あれでは婚約破棄ではないのだろうか。
それを目にした瞬間、セシリアには膨大な記憶が流れ込んできた。それは、この世界が『こどいや』の世界だという記憶だった。
しかしセシリアという人間に変化はなかった。誰のものかわからない記憶が知識として増えただけで。
ただそれによってちょっとだけ大人になったような、そんな気分にもなった。
寝苦しかったのか、背中にはびっしりと汗をかいていて、夜着が素肌にはりついて気持ち悪い。ゆっくりと身体を起こした。
部屋はまだ薄暗い。
昨日は、姉エレノアの学園の卒業パーティーに家族として参加していた。
卒業パーティーは卒業生の家族であれば誰でも参加できる。共に新しい門出を祝うといった趣旨からだ。
しかしその場で、エレノアは王太子ジェラルドから婚約解消を突きつけられた。むしろ一方的な言い分だから、あれでは婚約破棄ではないのだろうか。
それを目にした瞬間、セシリアには膨大な記憶が流れ込んできた。それは、この世界が『こどいや』の世界だという記憶だった。
しかしセシリアという人間に変化はなかった。誰のものかわからない記憶が知識として増えただけで。
ただそれによってちょっとだけ大人になったような、そんな気分にもなった。