大好きなお姉さまが悪役令嬢?!処刑回避のためにひきこもったら、隣国の王子に狙われているようです?
(婚約解消による慰謝料が提示されるけれど、それが最低金額で……ほかに王家直轄の領地をという話だったけれど、その領地も王家がもてあましている場所で……。だからお父様は婚約解消するメリットが見いだせず、陛下に謁見の申し込みをする。その結果、陛下の思惑とおりお姉様とジェラルド様の婚約は解消されず、このあとも続くことになる……)
ジェラルドがあの場で婚約破棄宣言をしても、簡単にそれが実現されるわけではない。国王も巻き込んで、後腐れないように手続きする必要があるのだが、やはり国王は二人の婚約解消については反対なのだ。
王太子妃として、エレノア以上にふさわしい女性はいないだろう。魔法公爵家の娘で、父親は外交大臣を務め国内外に顔が広い。母親も、独身時代には学園で教鞭をふるっている。また、水魔法を繊細に操るため、水害が起こったときにはたまに呼び出される。この国の水瓶を守っているのはケアード公爵夫人とも、裏ではささやかれているほど。
だから王家としては、エレノアとジェラルドの婚姻によってケアード公爵家との繋がりを強固たるものにしたかった。
「セシリア。今日はたくさん食べたのね」
母親の声で我に返る。
「はい」
元気よく返事をしたセシリアは、牛乳をごくりと飲んだ。
ジェラルドがあの場で婚約破棄宣言をしても、簡単にそれが実現されるわけではない。国王も巻き込んで、後腐れないように手続きする必要があるのだが、やはり国王は二人の婚約解消については反対なのだ。
王太子妃として、エレノア以上にふさわしい女性はいないだろう。魔法公爵家の娘で、父親は外交大臣を務め国内外に顔が広い。母親も、独身時代には学園で教鞭をふるっている。また、水魔法を繊細に操るため、水害が起こったときにはたまに呼び出される。この国の水瓶を守っているのはケアード公爵夫人とも、裏ではささやかれているほど。
だから王家としては、エレノアとジェラルドの婚姻によってケアード公爵家との繋がりを強固たるものにしたかった。
「セシリア。今日はたくさん食べたのね」
母親の声で我に返る。
「はい」
元気よく返事をしたセシリアは、牛乳をごくりと飲んだ。