大好きなお姉さまが悪役令嬢?!処刑回避のためにひきこもったら、隣国の王子に狙われているようです?
だけど、断固としてそれを回避したい。
それに流れ込んできた記憶の中のエレノアと、セシリアが知っている目の前のエレノアはどこか違う感じがする。
(そうだわ……お父様はいつも、見方を変えてみなさいと言っていたわ。あの記憶はすべてイライザ視点によるもの。となれば、お姉様から話を聞かなくちゃ)
だが、どうやってエレノアから話を聞き出すべきか。
どうして、婚約解消されたの? と無邪気に聞いたところでそれはエレノアの心の傷をえぐるだけだろう。それとなく聞き出す方法はないだろうか。
エレノアがすすめてくれたジャムをパンにたっぷりと塗りつけながら、セシリアは考える。
(婚約解消の書類が届くのは今日の午後。だけど陛下もお姉様のことを気に入っているから、意思確認のような書類だったはず……)
ジャムたっぷりのパンをちぎって口の中に放り込むと、オレンジの酸味が頭をすっきりとさせ、甘味によって心がふわりと落ち着いた。
それに流れ込んできた記憶の中のエレノアと、セシリアが知っている目の前のエレノアはどこか違う感じがする。
(そうだわ……お父様はいつも、見方を変えてみなさいと言っていたわ。あの記憶はすべてイライザ視点によるもの。となれば、お姉様から話を聞かなくちゃ)
だが、どうやってエレノアから話を聞き出すべきか。
どうして、婚約解消されたの? と無邪気に聞いたところでそれはエレノアの心の傷をえぐるだけだろう。それとなく聞き出す方法はないだろうか。
エレノアがすすめてくれたジャムをパンにたっぷりと塗りつけながら、セシリアは考える。
(婚約解消の書類が届くのは今日の午後。だけど陛下もお姉様のことを気に入っているから、意思確認のような書類だったはず……)
ジャムたっぷりのパンをちぎって口の中に放り込むと、オレンジの酸味が頭をすっきりとさせ、甘味によって心がふわりと落ち着いた。