大好きなお姉さまが悪役令嬢?!処刑回避のためにひきこもったら、隣国の王子に狙われているようです?
「違うわよ。もしかして、未来が視えているの?」
間違いなく、焦った気持ちが顔に出ていた。しまったと思った瞬間、両親が驚いた表情をしたからだ。
七歳の女児に演技など、どだい無理な話だ。ずばりと指摘されたら、誤魔化せない。余計に顔には焦りが生まれる。
「エレノア、どういうことだ? セシリアには未来視が備わっていると?」
「おそらく。セシリア自身は気づいていないかもしれませんが……」
そこでエレノアは説明を始めた。
まずセシリアが学園の大ホールで既視感を覚えたこと。それをセシリア自身が疑問に思い、エレノアに尋ねてきたこと。さらに会ったこともないイライザの名前を言い当てたこと。そして今、土地のリストから迷わずにフェルトンの街を選んだこと。領地から近いと言っているが、絶対にほかの理由があるはずだと。
セシリアの顔はしだいに青ざめていく。昨日、脳内に流れ込んできた謎の記憶。そして今朝方、夢だと思っていたエレノアの未来。
それが過去視や遠視といった魔法の力である可能性が出てきた。そしてこの能力は選ばれし人間にしか使えない。
間違いなく、焦った気持ちが顔に出ていた。しまったと思った瞬間、両親が驚いた表情をしたからだ。
七歳の女児に演技など、どだい無理な話だ。ずばりと指摘されたら、誤魔化せない。余計に顔には焦りが生まれる。
「エレノア、どういうことだ? セシリアには未来視が備わっていると?」
「おそらく。セシリア自身は気づいていないかもしれませんが……」
そこでエレノアは説明を始めた。
まずセシリアが学園の大ホールで既視感を覚えたこと。それをセシリア自身が疑問に思い、エレノアに尋ねてきたこと。さらに会ったこともないイライザの名前を言い当てたこと。そして今、土地のリストから迷わずにフェルトンの街を選んだこと。領地から近いと言っているが、絶対にほかの理由があるはずだと。
セシリアの顔はしだいに青ざめていく。昨日、脳内に流れ込んできた謎の記憶。そして今朝方、夢だと思っていたエレノアの未来。
それが過去視や遠視といった魔法の力である可能性が出てきた。そしてこの能力は選ばれし人間にしか使えない。