大好きなお姉さまが悪役令嬢?!処刑回避のためにひきこもったら、隣国の王子に狙われているようです?
これで厨房を使う権利を得た。
「夕食までにはまだ時間があるわね。セシリア、どうする? やってみる?」
「はい! お姉さま、砂糖を作ってみましょう」
町娘ファッションの二人は、白いエプロンをつけて厨房へと向かった。その後ろを興味深そうに父親がついてくるが「お父様、執務のほうは滞りなく?」というエレノアの一言で、渋々と部屋へと戻っていく。
母親も興味津々であったものの、昼間に出歩きすぎて疲れたようで、夕食まで部屋で休むとのことだった。
「セシリア。とにかくこれを絞って汁を出すのよね?」
「はい。白いところを細かく切って、ぎゅっと絞るのがいいですよね?」
「そうね……だけど、それを一つ一つ手作業でやるのは大変だわ。さとうきびの汁を絞り出すような、何かがあればいいんだけれど。今は、精霊の力を借りちゃうわね」
エレノアが指をパチンと鳴らせば、さとうきびからじゅわっと汁がこぼれ始める。
「すごいです、お姉さま」
「でも、お父様も言ったように、こういう作業は精霊も得意ではないから。わたくしたちの魔力がもたないのよね」
「夕食までにはまだ時間があるわね。セシリア、どうする? やってみる?」
「はい! お姉さま、砂糖を作ってみましょう」
町娘ファッションの二人は、白いエプロンをつけて厨房へと向かった。その後ろを興味深そうに父親がついてくるが「お父様、執務のほうは滞りなく?」というエレノアの一言で、渋々と部屋へと戻っていく。
母親も興味津々であったものの、昼間に出歩きすぎて疲れたようで、夕食まで部屋で休むとのことだった。
「セシリア。とにかくこれを絞って汁を出すのよね?」
「はい。白いところを細かく切って、ぎゅっと絞るのがいいですよね?」
「そうね……だけど、それを一つ一つ手作業でやるのは大変だわ。さとうきびの汁を絞り出すような、何かがあればいいんだけれど。今は、精霊の力を借りちゃうわね」
エレノアが指をパチンと鳴らせば、さとうきびからじゅわっと汁がこぼれ始める。
「すごいです、お姉さま」
「でも、お父様も言ったように、こういう作業は精霊も得意ではないから。わたくしたちの魔力がもたないのよね」