【完結】年の差十五の旦那様Ⅲ~義妹に婚約者を奪われ、冷酷な辺境伯の元に追いやられましたが、毎日幸せです!~
「……こんなこと、問いかけては迷惑だとわかっているのです」
戸惑う俺を他所に、シェリルが俺の顔を見つめる。……じぃっと見つめられると、その目の美しさに吸い込まれてしまいそうだった。
「アネット様は、旦那様と連絡を取り合っていると、おっしゃっておりました」
「……それは、嘘だ」
「えぇ、私もそう思っております」
何だろうか。シェリルが普段よりもずっと――儚く見えてしまう。それは、どうしてなのか。
「……私、一つ知りたいことがあるのです」
まっすぐに俺の目を見つめて、シェリルがきれいな唇を開いた。
「アネット様と旦那様は、どうしてお別れしたのですか? 簡単には聞いておりますが、詳しくは聞いておりませんので」
シェリルが、俺にそう問いかけてくる。
(そういえば、アネットとのことについては、詳しく話していなかったな……)
そのことを思い出して、俺は眉をひそめた。……アネットとのことは、あまりいい思い出じゃない。むしろ――。
(思い出したくも、ない)
戸惑う俺を他所に、シェリルが俺の顔を見つめる。……じぃっと見つめられると、その目の美しさに吸い込まれてしまいそうだった。
「アネット様は、旦那様と連絡を取り合っていると、おっしゃっておりました」
「……それは、嘘だ」
「えぇ、私もそう思っております」
何だろうか。シェリルが普段よりもずっと――儚く見えてしまう。それは、どうしてなのか。
「……私、一つ知りたいことがあるのです」
まっすぐに俺の目を見つめて、シェリルがきれいな唇を開いた。
「アネット様と旦那様は、どうしてお別れしたのですか? 簡単には聞いておりますが、詳しくは聞いておりませんので」
シェリルが、俺にそう問いかけてくる。
(そういえば、アネットとのことについては、詳しく話していなかったな……)
そのことを思い出して、俺は眉をひそめた。……アネットとのことは、あまりいい思い出じゃない。むしろ――。
(思い出したくも、ない)