【完結】年の差十五の旦那様Ⅲ~義妹に婚約者を奪われ、冷酷な辺境伯の元に追いやられましたが、毎日幸せです!~
(ううん、もしかしたらこれは危険なことなのかも……)
アネット様と真正面からお話しする。それは、一体何が起こるのか。それはこれっぽっちも想像できないことだから。
「奥様」
クレアがそう声を上げる。なんだか彼女の声が震えているようにも聞こえてしまう。
ごくりと、息を呑んだ。
「私たちは、何とも言えません」
……そりゃそうだ。
「……サイラスさんに、一度ご相談するのはいかがでしょうか?」
マリンが、そう続ける。
だけど、サイラスが許可をくれるとは思えなかった。……なんていうか、サイラスは私に過保護だし……。
「許可を、もらえると思う?」
そっと静かにそう問いかけてみる。二人は、もう一度顔を見合わせて微妙な表情をしていた。
「それは……まぁ、そうですね」
「でも、一度お伝えしてみるのもいいかもしれません」
二人がそう言ってくれた。
(確かに、一度お願いしてみるのも、いいかもしれないわ……)
サイラスはアネット様を毛嫌いしているけれど、私の意見を無下にするような人じゃない。
そりゃあ、アネット様が何かを起こす可能性だってゼロじゃない。……だけど、私は思うのだ。
――アネット様は、エリカと似たような雰囲気だと。
(なんていうか、何かに怯えている、ような……?)
それは少し違うのかもしれないけれど。怯えている……というか、逃げている?
(うーん。上手く言葉にできないわね……)
まぁ、とにかく。アネット様と一度しっかりとお話がしたい。私は、そう思っていた。
アネット様と真正面からお話しする。それは、一体何が起こるのか。それはこれっぽっちも想像できないことだから。
「奥様」
クレアがそう声を上げる。なんだか彼女の声が震えているようにも聞こえてしまう。
ごくりと、息を呑んだ。
「私たちは、何とも言えません」
……そりゃそうだ。
「……サイラスさんに、一度ご相談するのはいかがでしょうか?」
マリンが、そう続ける。
だけど、サイラスが許可をくれるとは思えなかった。……なんていうか、サイラスは私に過保護だし……。
「許可を、もらえると思う?」
そっと静かにそう問いかけてみる。二人は、もう一度顔を見合わせて微妙な表情をしていた。
「それは……まぁ、そうですね」
「でも、一度お伝えしてみるのもいいかもしれません」
二人がそう言ってくれた。
(確かに、一度お願いしてみるのも、いいかもしれないわ……)
サイラスはアネット様を毛嫌いしているけれど、私の意見を無下にするような人じゃない。
そりゃあ、アネット様が何かを起こす可能性だってゼロじゃない。……だけど、私は思うのだ。
――アネット様は、エリカと似たような雰囲気だと。
(なんていうか、何かに怯えている、ような……?)
それは少し違うのかもしれないけれど。怯えている……というか、逃げている?
(うーん。上手く言葉にできないわね……)
まぁ、とにかく。アネット様と一度しっかりとお話がしたい。私は、そう思っていた。