セカンドマリッジ ~病室で目覚めたら、夫と名乗るイケメン社長との激甘夫婦生活が始まりました~
「本当だよ。働くあなたを見て、一目惚れをした。仕事だったとしても、あれだけ人に寄り添えるのはとてもすごいことだと思ったからね。素敵な人だなと一瞬で惹かれたんだよ」
「いや……ええ?」
「ちなみに、久枝さんにはその気持ちを一瞬で見破られている。そして、釘を刺された。志歩さんには恋人がいるから手を出してはいけないと」
「あ、そっか……」
言われて初めて気づく。確かにその頃はまだ俊也と付き合っていた。あまり良好といえる状態ではなかったが、志歩はまだ俊也を想っていた。どうにか関係をいい方向に持っていこうとあがいていた頃だった。
当時のことを振り返っていると、悟は突然悲しい表情を浮かべ始める。
「……志歩さんがその恋人と別れたと聞いたのは、それからしばらくしてからのことだった」
どうやら志歩の気持ちを推し量り、悲しい表情を浮かべたようだ。
志歩が俊也と別れたのは、久枝が入院している間のこと。久枝と世間話をしているときに振られた話をしたから、久枝から悟にも伝わったのだろう。
「久枝さんからお聞きになったんですね」
「そうだね。久枝さんは僕にそれを伝えたうえで、全力で落としにいきなさいと言っていたよ」
「えっ!?」
「久枝さんも志歩さんを気に入っていたからね。そこからは久枝さんに協力してもらって、志歩さんとの接触を図った。快気祝いのパーティーもそうだよ。僕が志歩さんとの繋がりを持つために、利用させてもらったんだ。いきなりプロポーズをしたのも、どうしても志歩さんを手に入れたかったから。断られたときは、交際に持ち込むつもりだった」
一目惚れなど信じられないと思っていたが、聞けば聞くほど説得力が増していく。本当に悟は最初から志歩のことを好いていて、志歩を落としにかかっていたのだと。
しかし、悟は今までそんな素振りを少しも見せなかった。突然告白されても、どう捉えたらいいのかわからない。驚けばいいのか、素直に喜べばいいのか、感情がまったく追いついてこない。
ただただ困惑の表情を浮かべ続ける志歩に、悟はなぜか思い詰めたような表情をし、小さな声で何やら語り出す。
「いや……ええ?」
「ちなみに、久枝さんにはその気持ちを一瞬で見破られている。そして、釘を刺された。志歩さんには恋人がいるから手を出してはいけないと」
「あ、そっか……」
言われて初めて気づく。確かにその頃はまだ俊也と付き合っていた。あまり良好といえる状態ではなかったが、志歩はまだ俊也を想っていた。どうにか関係をいい方向に持っていこうとあがいていた頃だった。
当時のことを振り返っていると、悟は突然悲しい表情を浮かべ始める。
「……志歩さんがその恋人と別れたと聞いたのは、それからしばらくしてからのことだった」
どうやら志歩の気持ちを推し量り、悲しい表情を浮かべたようだ。
志歩が俊也と別れたのは、久枝が入院している間のこと。久枝と世間話をしているときに振られた話をしたから、久枝から悟にも伝わったのだろう。
「久枝さんからお聞きになったんですね」
「そうだね。久枝さんは僕にそれを伝えたうえで、全力で落としにいきなさいと言っていたよ」
「えっ!?」
「久枝さんも志歩さんを気に入っていたからね。そこからは久枝さんに協力してもらって、志歩さんとの接触を図った。快気祝いのパーティーもそうだよ。僕が志歩さんとの繋がりを持つために、利用させてもらったんだ。いきなりプロポーズをしたのも、どうしても志歩さんを手に入れたかったから。断られたときは、交際に持ち込むつもりだった」
一目惚れなど信じられないと思っていたが、聞けば聞くほど説得力が増していく。本当に悟は最初から志歩のことを好いていて、志歩を落としにかかっていたのだと。
しかし、悟は今までそんな素振りを少しも見せなかった。突然告白されても、どう捉えたらいいのかわからない。驚けばいいのか、素直に喜べばいいのか、感情がまったく追いついてこない。
ただただ困惑の表情を浮かべ続ける志歩に、悟はなぜか思い詰めたような表情をし、小さな声で何やら語り出す。