セカンドマリッジ ~病室で目覚めたら、夫と名乗るイケメン社長との激甘夫婦生活が始まりました~
病室で一人過ごす昼下がりの時間。コンコンコンというノックの音に続いて、誰かが入ってくる足音が聞こえてくる。
窓に向けていた視線をゆっくりと足音が聞こえる方へと動かせば、麗しい彼が視界に入ってきた。
「こんにちは、志歩さん」
「……こんにちは」
まさか昨日の今日で訪ねてくるとは思わず、随分と呆けた声で返してしまった。
悟はにこりと微笑み、ベッド脇の椅子に腰かける。
「気分はどう? 傷、痛いよね」
悟は眉尻を下げ、心配でたまらないという表情で志歩を見つめてくる。
自分を気にかけてもらっているという実感が湧き、志歩はとても嬉しくなった。
俊也とは大違いだ。最近の俊也は志歩が体調を崩しても少しも気にかけてはくれなかった。会話すら面倒くさそうにしていた。今さらながらまったく大切にされていなかったのだと思い知る。
俊也に蔑ろにされていた悲しさと、悟に気遣われている嬉しさが相まって、瞳が潤みそうになる。
志歩はその涙を瞬きを多めにしてどうにか抑え、悟に向かって精一杯の笑顔を向けた。
窓に向けていた視線をゆっくりと足音が聞こえる方へと動かせば、麗しい彼が視界に入ってきた。
「こんにちは、志歩さん」
「……こんにちは」
まさか昨日の今日で訪ねてくるとは思わず、随分と呆けた声で返してしまった。
悟はにこりと微笑み、ベッド脇の椅子に腰かける。
「気分はどう? 傷、痛いよね」
悟は眉尻を下げ、心配でたまらないという表情で志歩を見つめてくる。
自分を気にかけてもらっているという実感が湧き、志歩はとても嬉しくなった。
俊也とは大違いだ。最近の俊也は志歩が体調を崩しても少しも気にかけてはくれなかった。会話すら面倒くさそうにしていた。今さらながらまったく大切にされていなかったのだと思い知る。
俊也に蔑ろにされていた悲しさと、悟に気遣われている嬉しさが相まって、瞳が潤みそうになる。
志歩はその涙を瞬きを多めにしてどうにか抑え、悟に向かって精一杯の笑顔を向けた。