セカンドマリッジ ~病室で目覚めたら、夫と名乗るイケメン社長との激甘夫婦生活が始まりました~
「旦那さんは何か隠してそうな感じなの?」
「いや、そういうのはないけど。でも、優しすぎるというか……私に対して甘すぎる。信じられないくらい甘やかされてて」
悟はいつも志歩の体調を気遣ってくれるし、志歩が困っていればすぐに手を貸してくれる。仕事への復帰が決まったときなど、志歩を心配して送り迎えをしようとしていたくらいだ。
いくら夫婦とはいえ、さすがに甘やかしすぎだと感じる。比較対象が俊也だからという面もあるかもしれないが、世間一般的に見ても悟は志歩に対して甘いと思う。
それが志歩をとても混乱させているのだ。
その困惑の気持ちを込めて口にした言葉は、加奈にはそうとは聞こえなかったようだ。
「え、何、惚気?」
「違うから! あまりにもいい人すぎて、逆にわからなくなってるの!」
「気にしすぎなんじゃないの? ひどい人ならともかく、いい人なら別に問題ないと思うけど」
「何事も度を越すとよくないんだって。ねえ、加奈は私から何か聞いてない? どうして結婚することになったかとか話してなかった?」
仲のいい加奈になら、自分の恋愛事情を話していてもおかしくない。
少なくとも俊也のことは話していた。彼の浮気で別れたことも加奈は知っている。なにしろ、俊也と完全に切れていることは加奈が教えてくれたのだ。
二股状態だったらどうしようと不安になって加奈に尋ねてみれば、俊也とはきっぱりと別れていると教えてくれた。
志歩の部屋にあった俊也の荷物を二人で梱包して、俊也の家に送りつけたのだという。
そのくらい、志歩は加奈に自分の恋愛事情をオープンにしていたから、悟のことを話していても不思議ではない。
何か知っているだろうと期待を込めて加奈を見つめるも、加奈は静かに首を横に振る。
「聞いてないね。というか、教えてくれなかった。名前すら知らないし。結婚式が終わったら話すって言われてたから」
「そっか……」
そのパターンだったかと落胆する。おそらく悟側の事情で明かせなかったのだろう。
悟の立場だと各方面へ結婚の発表が必要らしく、その場を調整しているところだったと聞かされている。結婚式も今はまだお預け状態らしい。
きっと加奈には正式に発表した後に話すつもりだったのだろう。
頼みの綱がなくなり、気落ちする志歩に、加奈は当然の提案をしてくる。
「いや、そういうのはないけど。でも、優しすぎるというか……私に対して甘すぎる。信じられないくらい甘やかされてて」
悟はいつも志歩の体調を気遣ってくれるし、志歩が困っていればすぐに手を貸してくれる。仕事への復帰が決まったときなど、志歩を心配して送り迎えをしようとしていたくらいだ。
いくら夫婦とはいえ、さすがに甘やかしすぎだと感じる。比較対象が俊也だからという面もあるかもしれないが、世間一般的に見ても悟は志歩に対して甘いと思う。
それが志歩をとても混乱させているのだ。
その困惑の気持ちを込めて口にした言葉は、加奈にはそうとは聞こえなかったようだ。
「え、何、惚気?」
「違うから! あまりにもいい人すぎて、逆にわからなくなってるの!」
「気にしすぎなんじゃないの? ひどい人ならともかく、いい人なら別に問題ないと思うけど」
「何事も度を越すとよくないんだって。ねえ、加奈は私から何か聞いてない? どうして結婚することになったかとか話してなかった?」
仲のいい加奈になら、自分の恋愛事情を話していてもおかしくない。
少なくとも俊也のことは話していた。彼の浮気で別れたことも加奈は知っている。なにしろ、俊也と完全に切れていることは加奈が教えてくれたのだ。
二股状態だったらどうしようと不安になって加奈に尋ねてみれば、俊也とはきっぱりと別れていると教えてくれた。
志歩の部屋にあった俊也の荷物を二人で梱包して、俊也の家に送りつけたのだという。
そのくらい、志歩は加奈に自分の恋愛事情をオープンにしていたから、悟のことを話していても不思議ではない。
何か知っているだろうと期待を込めて加奈を見つめるも、加奈は静かに首を横に振る。
「聞いてないね。というか、教えてくれなかった。名前すら知らないし。結婚式が終わったら話すって言われてたから」
「そっか……」
そのパターンだったかと落胆する。おそらく悟側の事情で明かせなかったのだろう。
悟の立場だと各方面へ結婚の発表が必要らしく、その場を調整しているところだったと聞かされている。結婚式も今はまだお預け状態らしい。
きっと加奈には正式に発表した後に話すつもりだったのだろう。
頼みの綱がなくなり、気落ちする志歩に、加奈は当然の提案をしてくる。