セカンドマリッジ ~病室で目覚めたら、夫と名乗るイケメン社長との激甘夫婦生活が始まりました~
「旦那さんに直接訊けばいいんじゃないの? 私のどこを好きになったんですかって」
「いや、それは怖い……」
「でも、知りたいんでしょ?」
「そうだけど……やっぱり、彼から直接聞くのは怖い。訊くことで傷つけるかもしれないし。あなたのことを忘れてるって言ってるようなものなんだから……」
望んでいない答えが返ってきたらと思うと怖いし、悟に悲しい思いをさせるのは嫌だ。
もちろん悟は記憶がないことを把握しているわけだが、わざわざそれを浮き彫りにして、傷つけたくはない。
志歩の胸の中を占めるその気持ちに、加奈は否やを唱える。
「そうかなー? 知ろうとしてくれるのは嬉しいんじゃない? むしろ、関心を示されない方が悲しいでしょ」
「確かに……そういう考え方もあるかも」
加奈の言うことも一理あるかもしれないと思い始める。
悟はいつも志歩を大切にしてくれるのだから、志歩から積極的に関わっていけば喜んでくれるに違いない。
傷つける可能性もあるだろうが、それを乗り越えて、二人の関係を築いていくのが健全だとも思える。
そもそも悟がどう感じるかを志歩が決めつけてはいけないのだ。
寄り添うことは大切だが、それが押しつけであってはならない。相手の気持ちを尊重してこそ、思いやりになる。
志歩の中で、考えが変わりゆく中、加奈が最後の一押しをしてくれる。
「いや、それは怖い……」
「でも、知りたいんでしょ?」
「そうだけど……やっぱり、彼から直接聞くのは怖い。訊くことで傷つけるかもしれないし。あなたのことを忘れてるって言ってるようなものなんだから……」
望んでいない答えが返ってきたらと思うと怖いし、悟に悲しい思いをさせるのは嫌だ。
もちろん悟は記憶がないことを把握しているわけだが、わざわざそれを浮き彫りにして、傷つけたくはない。
志歩の胸の中を占めるその気持ちに、加奈は否やを唱える。
「そうかなー? 知ろうとしてくれるのは嬉しいんじゃない? むしろ、関心を示されない方が悲しいでしょ」
「確かに……そういう考え方もあるかも」
加奈の言うことも一理あるかもしれないと思い始める。
悟はいつも志歩を大切にしてくれるのだから、志歩から積極的に関わっていけば喜んでくれるに違いない。
傷つける可能性もあるだろうが、それを乗り越えて、二人の関係を築いていくのが健全だとも思える。
そもそも悟がどう感じるかを志歩が決めつけてはいけないのだ。
寄り添うことは大切だが、それが押しつけであってはならない。相手の気持ちを尊重してこそ、思いやりになる。
志歩の中で、考えが変わりゆく中、加奈が最後の一押しをしてくれる。