セカンドマリッジ ~病室で目覚めたら、夫と名乗るイケメン社長との激甘夫婦生活が始まりました~
「あっ、待ってください。一つ気になることがあって」
「うん? 何?」
「あの、悟さんは久枝さんのことを、『久枝さん』と呼んでいるんですか?」
会話の中で悟が何度も『久枝さん』と言うから、気になっていたのだ。
「あー、おかしいよね。でも、そうなんだ。年寄り扱いは嫌だと言って、名前で呼ばせるんだよ」
久枝の言いそうなことだと思ったら、思わず笑いがこぼれた。
「ふふっ、久枝さんらしい」
「僕もそう思う。まあ、仕事では『久枝会長』と呼んでいるから、名前で呼ぶことにあまり違和感はないんだけどね」
聞き捨てならないワードが出てきて、志歩は大袈裟に反応する。
「えっ、会長!? それって、清塚グループのですか?」
「そうだよ。あの人は僕や父よりも遥かにやり手なんだ。女帝と呼ばれているよ」
「すごい……でも、それも久枝さんという感じがするかも」
「ははっ、志歩さんは久枝さんのことをよくわかっているね」
久枝がパワフルな人だということは彼女が入院している頃からわかっていたが、まさかここまですごい人だとは知らなかった。
志歩は今日一番の感心を覚える。
「ねえ、志歩さん。今度、久枝さんに会ってみる? 実は、志歩さんのことをすごく心配していて、ずっと会いたがっているんだ。どうかな?」
「ぜひ! 私も久枝さんにお会いしたいです!」
嬉しい提案に前のめりで答えれば、悟はおかしそうに笑いをこぼした。
「なんだか妬けるな。でも、そう言ってくれて嬉しいよ。きっと久枝さんも喜ぶ」
最後の最後にまさかこんな嬉しい展開が待ち受けていようとは思わなかった。
悟との過去を聞いてすっきりとした上に、未来の嬉しい約束までできて、志歩は随分と心が満たされている。
本当にうじうじ悩んでいた自分が馬鹿らしい。
明日からはもっと前向きに悟と向き合っていけそうな気がして、志歩はこの日ほんの数センチだけいつもより悟の方へと寄って眠りについた。
「うん? 何?」
「あの、悟さんは久枝さんのことを、『久枝さん』と呼んでいるんですか?」
会話の中で悟が何度も『久枝さん』と言うから、気になっていたのだ。
「あー、おかしいよね。でも、そうなんだ。年寄り扱いは嫌だと言って、名前で呼ばせるんだよ」
久枝の言いそうなことだと思ったら、思わず笑いがこぼれた。
「ふふっ、久枝さんらしい」
「僕もそう思う。まあ、仕事では『久枝会長』と呼んでいるから、名前で呼ぶことにあまり違和感はないんだけどね」
聞き捨てならないワードが出てきて、志歩は大袈裟に反応する。
「えっ、会長!? それって、清塚グループのですか?」
「そうだよ。あの人は僕や父よりも遥かにやり手なんだ。女帝と呼ばれているよ」
「すごい……でも、それも久枝さんという感じがするかも」
「ははっ、志歩さんは久枝さんのことをよくわかっているね」
久枝がパワフルな人だということは彼女が入院している頃からわかっていたが、まさかここまですごい人だとは知らなかった。
志歩は今日一番の感心を覚える。
「ねえ、志歩さん。今度、久枝さんに会ってみる? 実は、志歩さんのことをすごく心配していて、ずっと会いたがっているんだ。どうかな?」
「ぜひ! 私も久枝さんにお会いしたいです!」
嬉しい提案に前のめりで答えれば、悟はおかしそうに笑いをこぼした。
「なんだか妬けるな。でも、そう言ってくれて嬉しいよ。きっと久枝さんも喜ぶ」
最後の最後にまさかこんな嬉しい展開が待ち受けていようとは思わなかった。
悟との過去を聞いてすっきりとした上に、未来の嬉しい約束までできて、志歩は随分と心が満たされている。
本当にうじうじ悩んでいた自分が馬鹿らしい。
明日からはもっと前向きに悟と向き合っていけそうな気がして、志歩はこの日ほんの数センチだけいつもより悟の方へと寄って眠りについた。