俺様御曹司は姉御肌で破天荒な美女を堕とせるか?
「優依、どうしたの。
そんなにため息ついて、いつもの
元気溌剌の優依らしくないね。」

「う~ん、この頃なんか仕事もマンネリ化
してマリ達みたいに好きな事を仕事に
しているのが羨ましいなって思ってる。
ちょっとブルーになってるかも」

「へえ、珍しいこともあるのね。我らが姉御の優依様が弱気になってるなんて、皆に招集かけて飲み会しなくちゃね。優依をどやしつける会なんてどう?」

「ゲッ、変なこと言わないでよ。
2人には内緒ね。マリだからちょっと
弱音を吐いただけなんだから」

そう言って、はあっとまたため息をついた。それを見てマリがケラケラと笑っている。

いつも元気溌剌でみんなをどやしつける方なのに本当にちょっと元気のない様子が、優依らしくないとマリに言われてしまった。

その時少し低音のセクシーな声がした。

「遅くなってごめん。マリちゃんなんか楽しそうだね」

そう言って優依たちの前に座ったのは、体にぴったり合った高級そうなグレーのピンストライプのスーツと優依でも分かるブランドのピンクオレンジのペーズリー柄のネクタイを付けた、超絶に美麗な紳士だ。

ちょっとお目にかかったことがないほどの美形なイケメンさんは、背も高くスタイルもモデル並みだ。

少し茶色めの黒髪を少しサイドに分けてふわっと自然に流しているショートヘアーが似合っていて爽やかな雰囲気だ。

二重で切れ長の目が印象的だ。

鼻筋も通っていて高い鼻もすっきりとこの真中に収まっている少し薄い唇は微笑むと口角が上がり優しい雰囲気になる。

横顔も鼻の高さが強調されてとても美しい。日本人離れした造作だがさりとてハーフではないだろう。

服のセンスも抜群だ。

長い足を見せつけるように組んでコーヒーを注文している。

人を従わせるのが当たり前のような御曹司オーラをまとい自分に誰でも平伏すとでも思っているような俺様的な態度が優依には鼻についた。
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