縁はいなもの?味なもの?
🐝🐝


結構可愛い子がいるせいか店は賑わいを見せていた
キャバクラは接待したりされたりで結構食事の後の遊びに、山形も俺も使っているがこの店は初めてだった。

「薫ちゃん」

「あれー久しぶりシマちゃん」

「なんで来てくれなかったん?寂しかった♡゙」
島田と薫ちゃんは暫くイチャイチャしていたが、寂しかったはキャバクラの上等文句でセールス

薫ちゃんは人気らしく島田の席には10分くらいしかいなかった

「寂しかったーの、一言に
島田、本気にすんなや」
ションボリしてる島田に山形が茶々を入れる

「分かってるよ💢」
お調子者の島田がしょんぼりしてるのを見て俺は可哀想になってしまった

「ヨシ!じゃあ俺が呼びもどしてやる」
足を組んでグラスを上げて黒服を呼ぶ

「お呼びでしょうか?」
「ああ、此処でナンバー2の子誰?」
黒服にやんわりと聞いた黒服の彼はビックリして

「えっ、薫ちゃんは、いいんですか?」
彼女は島田の推しなのだろう
「いや、島田じゃなくて俺が呼ぶから別にいいんじゃない?客取った訳じゃないし
俺は別客」


「わ、わかりました
玲奈さんを」

黒服が合図をすると1人の黒服が踵を返していなくなった。


「いらっしゃいませ
ご指名ありがとうございマース
玲奈でーす❤」

薫と可愛さは、差がなく
キャピキャピさも変わらない
「シャンパン🍾開けようか🥂」
俺が言うと
「キャッ嬉しい〜」
玲奈はとびついてきた
「なにが飲みたい?」

俺が聞くと
「え、ベル ベルエポッ〇が一番好きかなー」

島田がメニューを見る
「タッカー無理無理」

俺は平静さを装い涼しい顔で言う
「じゃあブラン、ド、ノワールとドンペリとベルとソウメイレッ〇もついでに」
俺が言うと

「キャーア嬉しい」
玲奈はおお喜び
盛り上がった玲奈の席を他の客がジロジロ見てくる
店の中心に座った玲奈は顔をホコろばせる

「大丈夫っすか」
山形が耳打ちしてきた
「無理しなくてもいいっすよ」

俺は島田の心配そうな顔をペチペチと叩き

「俺は負けるのが嫌なんだよ」

俺がつぶやくと「さすが」と島田が👏パチパチとヨイショ
島田は薫がこっちの席を見ていることに目が合って気づくとわざとらしく
「マジッすか、あざっス
あースッとしたッス」
島田は調子よくシャンパンコールをはじめた薫の耳にはすぐ聞こえたと思う。
プシュープシューっと100万近いシャンパンが連打で開けられる

「俺には烏龍茶をくれ」
と黒服に告げると怪しい客と思われたのか
黒服のメガネの奥が光った、ピンと来た俺は小声で黒服メガネに言った

「俺長く飲めないから会計先にしといて」

「分かりました」
もう1人の黒服が伝票を持ってやってきた
「420万になります」
俺はわざと
「やっすい」
とゴールドカードを渡した、黒服メガネは俺をジッとみて焦ってきた

「し、失礼しました」

と深々と頭をさげた
単なる若造の冷やかしとでも思ったのか後輩と飲む時は、アクセを付けず、ブランドの服も着ない
こうゆう世界じゃあ目下されてしまったのかもしれない。
黒服はカードを持って会計へと走る

「俺の会計はここまであとは2人でゆっくり飲め俺は
猫が待ってルからさ早めに帰るワ」
2人にそう告げるとキャンキャンした声が高く聞こえてきた。

「ひっどーい島ちゃん」

島田は不意に顔をあげると薫に👜バックでブリブリぶたれ、弁解している
「違う違う‼️」

「なんで薫にシャンパン開けるって言ってくれなかったのーぉ
許さなーい
ベルより高いシャンパンあけてよー」


薫の怒声が玲奈にフリかからないように武は玲奈の背中を軽く推し連れ出す


「玲奈俺帰る見送りしてくれ」

玲奈にそう言うと

「えーえ、もう帰るのぉー、じゃあ又連絡してね、アフターも行きたい💕︎︎」

玲奈は武にもたれ掛かりながら薫に見せつけるように出口へと向かうプリンプリンとおしりを振りながら

「キーッ」

薫は悔しそうに地団駄を踏む
「お前が俺の席から居なくなるからだろ」
島田は切羽詰まった様子で叫んでいた

「じゃあ太客連れて来たって最初から言ってくれたら動かなかったたのにぃー」

くやしがる薫の悲鳴を聴きながら玲奈はニンマリ。
女王様争いはどこにでもある

「玲奈がんばれよ
あの薫より優れた物を持てばお前はNo.1を取れるぞ」

「うん、頑張るねーまた来てねー!」

俺は社交辞令のまま頷き名刺をもらいLINE交換をして店を出た


LINE交換はどこの店の子もやる営業だ、本気にはしない
別に気にしなく軽いノリで言われるまま従った。

「ねえねえ玲奈さん彼めっちゃかっこよかったね、No.1決定じゃん」

「うふふダネー
良い男だし気前がいい、本気で惚れちゃいそう、彼の猫ちゃんが羨ましい」

ヘルプでついた子にチヤホヤされながら玲奈は店にもどった

黒服に引っ張られ詰所に連れていかれる薫の姿を腕を組みながらパラリと落ちるチョコレートブラウンの髪をかき上げ玲奈は又ニヤリと笑う。  
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