縁はいなもの?味なもの?
🐝🐝



武は高い店に行き慣れてるから
あんまり値段にびっくりはしていない様子
「味の割には安かったな、また来ようぜ」
と言ってのける

オマエとは二度と来るか‼
と心で返事をする。

まあ、冷蔵庫買ってくれたし食材いっぱいくれたし、4万じゃ収まらないし、

ま、いいか

あの冷蔵庫高そうだったし

それに迎えに来てくれたしどうしてここまで面倒みてくれるのだろう

戸惑ってはみたもののその意味も知りたかった加奈は思い切って口を開いた。

「ねえ武」
「ん?」
加奈はゴクリと生唾を飲む

「なんだぁー?」

武はノンビリとハンドルを切りながら加奈の方をチラッとみる

切れ長の目は
しゃくだが武はやっぱりカッコイイ
イケメンだ、少し見とれて
しまう。一呼吸置いて聞いてみた

「なんでさ
私に優しくしてくれるの?」
やっとの思いが口をついて出る。

武はため息をつきながら
「まあ、腐れ縁ってやつか‼ハハハ
なんかお前が困ってるとき
なんかいるんだなあ
ꉂꉂ(ᵔᗜᵔ◍)笑オレが
腐れ縁以外ないじゃんか」

「え?」
加奈は目を大きく見開いて武を見た

「さっき、俺がいるだろって
言ってくれたよね、どーゆう意味だったの?」

武はニャリと怪しい笑みを浮かべながら言う

「期待した?え?えーっまさかさ
俺が加奈に本気で惚れたとか思ってないか?」

「は?」
”ど”ストレートな問いかけに思わず声が跳ねる

「は?そうなのか?」
武は呆れたように言う

「アハハナイナイ
俺、結構もてるんだよ
違う女の子つれてて、仁王立ちで
浮気すんな💢とか言われたくないんだよ
おまえ言いそうじゃん
それに性格きついし勘弁勘弁、お前じゃ無くてもっと躾られたお嬢様えらぶぞアハハ」

加奈もここまで言われたら黙っていることは出来ない

「ムカッアハハハハハ💢 “そーだよねぇ💢”
私も同じ💢
あんた一人なんてやってらんないし、だいたい好きで婚約者してた訳ないしねーえぇアホらし」

「え・・・・そうなんか?」


「そーだよ‼️お互い安心したねー
勘違いはナシナシ」

「ま、まあな꜆꜄꜆」
それから武は無口になった
加奈も武の強ばった横顔が怖くなって口をつぐんだ

.。oO何怒ってんだよ
加奈は口にこそ出さなかったが心でムカついていた‼️

武が加奈のボロいアパートについたとき突然携帯がなった
加奈はちょっと聞き耳をたてる

「タケみんな集まってるから
来ない?ほら大学の時
よく集まった居酒屋で飲んでるの」
加奈の耳につややかな女のこえがした

・・👂”ん?たけ?っつたか?
武の事か、

武は加奈をニヤリとみて

「そうだなぁー 勿論行く行;꜆꜄꜆え、な、なにする」

加奈は携帯をぶんどり
「武は今料亭でたらふく食って
腹一杯なので行きません
しかも私の奢りで4万円分食って飲んでるから”タケ”は行きません💢‼」

早口でブチ切りして加奈もニヤリと笑う
そして又かかって来た携帯に
「いかねーってんだろうがババア
掛けてくんな」

とブチ切り

「加奈やめろ」

武は加奈から携帯を取り返すと
加奈をボカッと蹴落とし 車を出したから加奈は武が飲み会にいったかは
シラネ
い、痛ーい!
そんな加奈に武は👅ー
なんであんな態度をとったのか?自分でも分からない
武はきっと慌てふためいて飲み会の居酒屋へ行ったのだろう

そんな大事な女なのかよ加奈はチョッピリ落ち込む自分に気づかない

確かに武の言うような自由恋愛を彼は好む、それはそれでいいじゃんか

デモ

せっかく武を見直し始めたのに寂しい気持ちになる。

アパートの窓には相変わらず靴紐のような貧相な蛇太郎がペタンとはりついていた、そんな蛇太郎を見た加奈は

「ただいま、蛇太郎部屋にはいる?」
と聞いてみたがシュルシュルと体をくねらせどっか行ってしまった。
返事は「NO」だ

野生は無理やりペットにはならない

野生の生きる道があるのだろう生ぬるい安定した生活は望まないと言う意志があるのかもしれない

カー吉との出会いが縁と言うなら蛇太郎との出会いも縁が繋がってこの部屋にいるんだろう・・・
武の言う腐れ縁かも知れない?


その夜は武の事をタケと呼んだ彼女の事が気になり夜更けまで眠れなかった

同級生なら30か?
29か?

どっちにしろオトナだ酒飲んで
その後はカラオケからの・・・ホテルしかない、BARで飲んでからのラブホか?
・・・だよね、ヤッパリ

武も男だし
悶々とした夜は更ける
もしズルズルと結婚したらこんな日々がつづくのか?

「無理でしょ
これから先苦労するのがわかってて進むべきじゃないワ」

なんか馬鹿らしくなってきた、

そもそも武が好きなの?私?どうなん?
自分に聞いてみた
「かっこいいし、やっぱ 困った時いてくれたのが良かった・・し、
でも・・・」

テレビで見るラブシーンが目の前で見知らぬ女と武が頭のなかでイチャイチャ加奈はムカついて叫ぶ
wチラチラすんな〜



あー真夜中なのに今頃晩飯食ってないのに気づいた
パンとコーラは加奈には飯にははいらん、
気づくと不思議なもんでメッチャはらへる、パンは好きだけどパンじゃ足りない

ヤッパ米🌾高く値上がりしても米離れは難しい、高くても買う

「あれキムチ鍋のキューブがあるじゃん
白菜あるじゃん鶏肉あるある、トーフ」ヤッター!
加奈はご機嫌で白菜をちぎる、エノキの石づきをハサミでおとす
鶏肉はそのままダイブトーフも勿論四角いままドーン小さい鍋はお湯の溜まった風呂状態

ヤベエヤベエ豪快に吹きこぼれる

ガスレンジの上はキムチエキスでドロロローン真っ赤

しかし気にする加奈じゃない

「アッチッチアッチッチー」

と言いながら小さいちゃぶ台に鍋をおく
そのまま鍋に箸を突っ込み食べだした
キムチのいい香りが食欲をそそる

「あ、そうだ地震が来た時の備蓄にお餅買っていたよね
お餅お餅、あ、あった」

加奈は非常食用の袋からお餅を取り出した
もちろん鍋にドボン

いい滑らかさになってきたから又ガスレンジからちゃぶ台へ移動しようとしたが

鍋が小さいからもう移動を諦めガスレンジで立食1人鍋をすることに決めた、初めからこうすれば良かった

具材が無くなるまで食べるつもりでガツガツ胃袋に落としていく
〆は矢張り飯、冷凍していたコメをそのままin
「完璧〜キムチメシ」
加奈はグツグツと煮える飯にヨダレを垂らすウマウマ

だいぶ経つと
お腹も満腹になる、と眠くなるのは自然現象か?

加奈は長い1日をやっとおわらせ平たい煎餅布団に潜り込む

「ううぅ寒、今年は
ホットカーペット買おう寒」

体をまるめるだけまるめる
昨日迄丁度良かったのに・・・冬近しってか

煎餅布団が程よく温まる頃、加奈は縮まった足を伸ばし高いイビキをかいで眠った、余程疲れたのだろう

加奈の携帯が震える、しかし加奈は気づかない

ドンドン
「加奈、加奈
起きてくれ」
何やら外が騒がしい
「ん〜*(◍ᐡoᐡ◍)💤⁎」
加奈は深い夢の中

「うるせーぞ
警察呼ぶぞー」
近隣の住民の声に武はしぶしぶ加奈のボロっちいアパートを後にした。

秋も深まる11月がやってきたと言うのに武とは車からブリ出されたあと連絡も無し

まぁ着拒してるからかもだけどこのまま終わればいいと思ってる。

自然消滅ってヤツだ

親無し、親族ナシの私には婚約?ましてや結婚なんて無理 躾もなって無いし何もわかんないしお里がしれますわと笑われるより前に、私のお里って酷いお里だし笑笑滅茶苦茶なんですケド

お里が知れるどころじゃない
お里はボロボロ〜

あんなボンボン育ちの武と上手くいく分けない

武は欲しいモノはポンと買えるがこちとら1年ぐらい考えて買うか、買わないか・・・だ慎重派

加奈は今日は普通に出勤した 、今年は気候の変化が激しすぎる

昨日は寒かったのに今日は27度異常気象の為か温度差あり過ぎ
夏Uターン?
普通の天候なら歩きだが寒い日暑い日は加奈はバス通、一番後ろの席に座り外をボーッと眺めていた

バスは半分以上学生が締めている
この朝早い時間は仕方がない




あの日の夜・・・俺は
「私、わかれたのーウップ」

「恵子飲みすぎだろ」

くっつきながらの武と恵子の2人を仲のいい友人達はニヤニヤしながら見ていたが

「恵子やめとけ、武には婚約者がいるんだぞ武も恵子の酒癖の悪さは知ってるだろ」

武の友人が1口いれる

「だァってぇ、タケと嫌いでわかれたんじゃないのよ
タケがアメリカに行っちゃうからついて行くって行ったのに、連れて行かないから頭に来てつい別れ話をしたら
アッサリ別れを受け入れたからぁー
それも頭に来て別れたの‼ 」


「え?そうだったの?」
恵子の告白にあの日を思い出す
2年待っててと頭を下げる俺を平手打ちして””さよなら〜”
と走っていなくなった、LINEもメールもブロック、電話は勿論繋がらない
嫌われたとしか思え無かった。

「そうだっのか?」

女心に疎い武は驚いたように言う

確かに恵子とは大学に入った時から知り合い社会人になってつきあい三年随分と長い付き合いだった。

それから恵子は、夢だった会社に一年フリーターをしてやっと入社、会社に仕事にやっと慣れたばかりの恵子を連れて行けるわけがなかった

武に若いうちにとアメリカの支社への移動が二年決まっていた
武は恵子にキャリアを積んで帰るから待ってて欲しいと懇願したが恵子はついて行くと折れなかったそんな昔を思い出す

恵子はタラリと下がったストレートな前髪をバサッとかき揚げ虚ろな目で武を見た。

恵子の可愛らしかった目はオトナになって色気を漂わせ武をグッと掴んだ

「恵子」
彼女との甘酸っぱい時間が蘇る、恵子は武を誘惑してきた

「おぃおいタケ
据え膳食わぬは男の恥だぞニャニャ」

「おい、あおるなよ
タケ婚約者いること忘れるな!お前ら責任取れるのかよ」

止めに入る友人とそそのかす友人が、武の気持ちを揺さぶる

「おいこの2人」

見張っておけよ

そう声をかけたのは
森下聡だった
聡は武の姉絵里香の親友森下茜の弟だ

「姉ちゃん今日大学のダチと飲みに行ってくる帰りは遅くなるって母ちゃんに言っといて
いや帰らんかも」

「タケくんも来るの?」
大学の飲み友にタケシも居ることを茜もしっていた

「多分呼ぶけどなんで?」
聡は不思議そうに聞いてくる

「絵里香が頭痛めてたのよ
最近婚約したけど夜遊びが中々辞められないみたいで
せっかく良い子探したんだけど上手くいくか心配って愚痴こぼしてた、アンタ見張っておきなさいよ」

「へ、タケ婚約したのかよ
マジかー
でも しらねーよオレは
タケのことだしオレに関係なくね?」
バッサリ切り捨てる聡に

「へぇそんな事いう?絵里香は親友よ、それに、私も知ってるけど武君には変な女が群がるじゃん絵里香はソレを心配してるのよ

それにーぃ聡、絵里香って義理堅いよね

それなりの御礼は絵里香だったら考えてくれるはずよニヤリ

アンタ確か絵里香の会社のミキちゃんだっけ?みかちゃんだっけ?違うか?みえちゃんけ?」

「美優ちゃんだよ‼」

「フフン美優ちゃんね、美優ちゃん」

「もう聞いたのか早すぎってか絵里香さん感よすぎ冴えすぎ・・・
わかった姉貴
宜しくな!」

野球部だった聡
は中々モテるのに
自分の好きになった子にしか興味が湧かない

ガタイが良くて真面目1本
顔が良くても、中々恋愛まで持ち込め無いし恋愛する気が無いそんな彼がデパートで声をかけられた

「聡じゃん」

その声に振り向いた
「絵里香さん?」

「なにしとん?こんなとこで、やすみか?」

「今日は私服で見回りだよ、仕事中 」

そう聡は警官だった
「ふーん、そりゃご苦労さま
( ̄^ ̄ゞ」ふざけて敬礼をビシッとする絵里香

その後ろでクスクスと笑うストレートな髪で柔らかい顔立ちの美優に目が行く
♡♡ か可愛( ´,,•ω•,,`)♡ポッ

「あ、この子、美優ちゃん秘書室の同僚よ」
美優はニッコリ笑うと静かに頭を下げた

「どうしたの?
聡?」

絵里香は何となく気がついたがあえて知らん振りをして聞いた

聡の頬が赤く染まり
(一目惚れ😍💘)
と言うのは直ぐ理解できたってか分かりヤス

絵里香は美優を見る
美優も何となく満更でも無い雰囲気

「ふうーん
茜に報告しとくわ
行こう、美優、遅れるから」
そう言って赤いヒールをコッコッと鳴らしながら絵里香はあるきだした美優は振り返り頭を下げて絵里香の後を追う
それが昨日の事だ

そんな訳で聡は絵里香に恩を売る作戦にでた
自分の為に‼
美優ちゃん狙いの為に
「ヨシッねーちゃんオレに任しとけ‼」


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