縁はいなもの?味なもの?
🐝🐝
朝からハロワに行く為準備をする
帰りにお姉さんに話に行こう、謝らなくちゃ武とは上手く行きませんでしたと頭を下げよう
久しぶりに着るリクルートスーツ、サイズが変わってないことに安堵する
サァー行くカー黒のバックを肩にかけギリッギリと音を立てるドアノブをガシッと掴みドアを開けるがウグググ
今日のドアはやけに重たい
「んーしょードッコイショッとおーエイッ」
ゴンゴンボカッ
足でドアを蹴り
加奈はかなりの力を込めてドアを開けた
すると あ”“ドサッ“と鈍い音がした
足元に転がる男性にアレッ身に覚えのある紺の高そうなスーツ
「ってか‼アレ´◔‸◔`?武やん‼
なにしとん?」
寒空の下、体操座りしたままころがりガタガタと震え冷たい手をブルブル震わす武がいた
「なーにしとん風邪ひくよ馬鹿じゃん」
流石の蛇太郎も冬眠に入ったのか見当たらない事に安心したのか武は怖がることも無くジッとしている
「さ、さ、寒寒い」
膝をかかえたままゴロンと転がりガタガタ震える武に
「いつからおるん?」
ブルブル震える武は歯もカチカチと音を鳴らす
時計を見ると9時、近くの銭湯が空く時間ということを思い出す
行こ武といいつつ軽自動車へと足を急ぐ・・ん?
ブルブル一歩2歩又ブルブル一歩2歩たけしの動きはダンサーみたいに小刻みに動き中々前に進まない
「Are you OK?」
ふと声をかけてきたのは
ガタイの良いアメリカ人のマークだったマークは何やら気がついたようで
加奈に
It's tough isn't it! But hang in there"
(大変だね頑張って)
と言って武を担ぎ階段をおりた
「𝑇ℎ𝑎𝑛𝑘 𝑦𝑜𝑢𝑇ℎ𝑎𝑛𝑘 𝑦𝑜𝑢」
加奈はマークにお礼を言って車を取りにはしる。
まだうずくまっている武に
「オイ、お年寄りじゃないんだから」
車をバックさせてギリギリ武の側まで行くとドアを開ける
ヨッコラショ
加奈は武を車に放り込むと銭湯まできた
「早く湯船に浸かつて体温めなよ」
80歳の顔なじみの本当のシニアの梅さんが加奈に気付いて 大丈夫かと武を車から下ろしてくれた
梅さんはゲートボールの練習のあと仲間達との ひとっ風呂が楽しみで毎日来ている
丁度練習終わった様でぞろぞろとやってきた
鍛えてるから皆ジーチャンと言えど筋肉モリモリ
「梅さんどうした」
70、~90代の仲間が集まる
「あーあコイツどうしたんだァしょうもな
加奈の知り合いか?」
ガタガタとぎこちなく動く武に爺さんたちは
「どじょうすくいみたいだな」
とぺペンペンと口ずさむとポコポコトントンとツツミの手拍子が始り つま先だって武の動きに続いて全員腰をクネクネ手をユラユラ
陽気な年寄りはドジョウすくいを踊りだす。
暇な年寄りは、お祭り好き
「さ、寒」
しかし からかうのはこれまで
武はガタガタ震え長年生きた年寄りはお節介好き、
ゾロンとズボンを脱がせそれからポイポイ武は丸裸
エッホエッホ風呂まで担ぐ
寝かされた武に爺様は号令をかける。
ガタガタ震える武の目に飛び込んできたのはダランダランと揺れるダラ金
「いいか心臓から離れたとこから温めろ」
おうー
そおーおりゃ
風呂桶でばしゃばしゃ
長年使った腰を入れてお湯をかける70、80 90のじいさん達
勢い余ってソーレイッヅラもぽーん武のおキンキンにスポッイテッチクチクする😭ヅラを慌てて払い落とす
「ヅラなんかやめて
堂々と円盤ハゲでいろ」
バーコードの爺さんがさけぶ
「あーぁぁぁまてまて」
爺さんたちはヅラにも
バーコードにも円盤ハゲにもバシャバシャおかまいなし
「ヅラもシャンプーしとけ」おうー
シャンプーのとなりにあったハイターをドバドバ
目は汗とお湯でどれが
シャンプーかリンスか 漂白剤がどれかボディソーがどれかどれ?何が何か分からない、どーでもい
手に取った物を使う
湯気で目も悪いしメガネも曇る
普通漂白剤は爺さんの誰かが持ち込んだのだろう
洗濯するために
勘違いのジジイ達は何でも洗えればいい説
何処にも1人はいる自分の事しかしないヤツ何もかも他人任せそんなじい様はハイ〇ーを頭にじゃぶじゃぶ
「アレ泡立たない
なんでだーぁ」
気にするなソレエー
バシャバシャ
何処にでも1人はいるお節介過ぎる爺様は漂白剤を使った爺様にもお湯をかける
ゆすげーソオレイー
バシャバシャ
「ヒートショックにきをつけろよ」
おうー
エアコンをかけてあるから武のガタガタはだいぶ収まって来た
ヅラは一足先に湯船にぷかぷか
ヅラの持ち主の爺様はクンクンシャンプーの匂いにしてはつんとくる👴だがあんまし気にしない
と1人のジーチャンがヅラの持ち主に注意する
「ヅラわすれんなよ
探すのヤだからなー」
「わかってるって」
そういうと
ヅラを被り扇風機で乾かす
だいたい爺ーさんたちは、これ一本のボディソープがあれば頭からつま先まで間に合う
普通頭洗ってヅラだろう武は思うが言えない
爺さん洗う順番違うダロって言えない‼
それに武は見たことの無いジジイの湯捌きにビックリ
ひと通り洗うとザブンザブンじいさん達は揃って風呂につかりだす
「はぁー」
「うぇい」
じい様の口から落ち着いた時に出る安堵の声
「若けぇのゆつくりつかれや」
面倒見のいい人ばかりだが迷惑な所もある。
騒がしい入浴時間はやっとおちついた
加奈は地域のボランティアや夏祭りの手伝い
などで公園の清掃を老人会と手伝う関係で顔見知りだった。
武は梅さんにまかせて加奈は買い物のへ
だって男湯には入れない
仕方なくハロワに行くのをやめて武の着替えを買いに商店街へと向かう
ジャージ上下2100円、靴下3足1000円、
パンツ800円‼️
ヒートテック1000
合計5900円慰謝料プラスで請求する!
慰謝料は取れないなら衣料費用くらいは せめて請求する
「どうだ若けぇ
の温まったか?」
「はい、ありがとうございます、助かりました」
スッカリ身体が暖まり
ホカホカしてきた武は
ニッコリ笑って御礼を言った
「良かった良かった
冷えた身体にゃー
風呂がいちばんさ」
すると梅さんの仲間が聞いた
「加奈とはどんな知り合いか?」
全員が聞きたい話だった
爺さんの1人が聞くとザワザワした湯船は静かになった
たけしは異変にきづいたのか もごもごと口を開いた
「実は恥ずかしながら・・・」
皆、武の話に注目
武は加奈と婚約していたが浮気未遂がバレて破談になったが諦めきれず加奈に謝ろうと一晩加奈の部屋のまえに座りウッカリ寝てしまった事を話した
「浮気か、ま、俺らも経験ないわけじゃねーがなぁ
浮気はバレたらタチ悪いよなぁ」
ゲートボールのじいちゃん達が全員ウンウン
「据え膳食わぬは男の恥とも言うが」
そうそう全員頷く
「しかし相手が加奈じゃあ
アンタの味方はできんな」
「おれ、いや私は本当に後悔してるんです
皆さん加奈とは中々のお知り合いの様子 なんとかなりませんか?」
「浮気も未遂って言うし」
「いやいや俺らだってババアにバレたら毛をむしられて血が吹き出すくらいやられるっぞ
80過ぎても波に女と書くからババアだ、でも女がつくだろ、舐めちゃいけねー」
「俺ん家のカカアだって連ドラフリンのやつ見てて台をバンバンたたいてたしなーコワ」
「アンタ失敗したなー加奈はここら辺じゃ結構有名人なんだよ」
「そうそう外国人まで加奈の事よーく知ってるし」
加奈は5カ国話せる為この辺に住む外国人は色々加奈に相談していた口コミで広がったのだろう。
観光客は殆ど居なく住居として住んでいる外国人にとっては加奈は唯一の相談相手だった。
「諦めたがいいんじゃ」
ゲートボールチームの爺ちゃん達は腕を組み湯船に浸かり考える
ヅラ飛ばした爺さんだけ未だにクンクン
「おい気になるならシャンプーしなおせよ」
梅さんが言うと納得したようでまた洗い直す
年寄りは、暇は暇だか暇な時間がたっぷりある訳じゃない
孫のこもり、家事手伝い、地域の見守り あいさつ運動にボランティア
皆、いそがしい
1人1人ザブンと音を立てて帰って行く
「悪ぃな若けえの
無駄と思うが頑張れよ‼」
あんなに狭かった湯船も平泳ぎできるほど静かになった
「はぁ😮💨」
武のため息が響く
一人残っていた梅さんが
「無駄とは思うがオレが口利きしてやる キツイ条件を出すが大丈夫か?」
「ハイッ」
武の目はみるみる活気を帯びてきた
「結婚となると一年2年10年20年の話しじゃないぞ お前さん男前だし無理じゃねーか、覚悟はあるか?皆口揃えて地獄の入口って言うんだぞ、その覚悟がなけりゃ辞めといたがいい」
「・・・」
「女は婆さんになると肌もあれりゃ乳もたれてw、尻も垂れてこれまたw顔にはシワがふえて梅干し婆さん体はひからびてアジの開きみたいになる
女は何時までも綺麗でもない」
「それは男性でもおなじですよ」
「フフッそうだな
でも男ってえもんは
いつまでも男だが
女は違う
妻、母親、女は後回しで、まあ、色々あるわな」
「・・・」
「若いうちは子供に取られ年取ってからは孫にとられその後は犬に取られ猫にとられつまんない人生が結婚なんだぞ
だから男は自分だけを必要としてくれる女に走る、つまり浮気だぁな
自分を1番好きとゆう女に癒しを求めるんだ
それより初めから
独身で楽しく暮らしたがいいかもだぞ、こんなはずじゃなかった は通用しない
それが結婚と言うもんだ」
「はあ」
「どうする?」
少々怖気づいた武はボソッと
「考えてみます」
と答えた
帰ったはずの年寄りたちは聞き耳を立てて
ガクッとひざからくずれおちる
あの決心は、何だったー
「アイツ微妙だな
勢いで結婚なんて
まだまだ若いぜ」
年寄り達は腕を組んでう~ンと唸って首をふる
「加奈とはむりだぜ」
「おじいちゃん達
ここにいたの?」
年寄りは後ろから声を掛けられ飛び上がる
「うわーお、お、
あ、ビックリした」
加奈はケタケタと大笑い
「しげさん奥さんが
早く帰って卵を剥いて欲しいって言ってたよ今日はおでんじゃない?」
「おお、そうか熱燗、熱燗でいっぱいひっかけるか」
シゲさんは嬉しそうに帰っていく
「竹さん、お孫さんの唯ちゃんが遊んでって玄関にいたよ」
「あ、忘れてた
子守りを頼まれてたんだカカアが飯作るあいだ子守りせなならん」
竹さんも急いで帰って行った
「はい解散解散」
それぞれに帰って行く
加奈は脱衣場のカゴに武の着替えをいれて
「武、着替えおいとくから」
そう叫ぶと外で待つ
少ししてスッカリ着替えて元気そうな武が梅さんと出てきた
梅さんは
「じゃあな」
と私達に声掛けて帰って行った
2人っきりになるとなんだか気まずい
「武
なんでぶっ倒れるまで私の部屋の前にいたの?もうビックリしたよー」
加奈の問いかけに返事はしにくい様子
「まさかさー
私を迎えに来たなんていわないよね」
「え‼・・・ぢ違う」
図星をつかれて武は慌てふためいた
「だよねあんな可愛い子とあそんでんだもん」
武は分が悪そうに横を向く
「ご、ごめん」
武は帰って来いとは言わなかった加奈は僅かな期待をしていたが
無駄だと気づいてしまった
家庭を気づく事なんか家庭で育ったことがない加奈には無理だったんだ
「送っていくよ」
加奈は又車を銭湯♨️の
玄関までまわした。
朝からハロワに行く為準備をする
帰りにお姉さんに話に行こう、謝らなくちゃ武とは上手く行きませんでしたと頭を下げよう
久しぶりに着るリクルートスーツ、サイズが変わってないことに安堵する
サァー行くカー黒のバックを肩にかけギリッギリと音を立てるドアノブをガシッと掴みドアを開けるがウグググ
今日のドアはやけに重たい
「んーしょードッコイショッとおーエイッ」
ゴンゴンボカッ
足でドアを蹴り
加奈はかなりの力を込めてドアを開けた
すると あ”“ドサッ“と鈍い音がした
足元に転がる男性にアレッ身に覚えのある紺の高そうなスーツ
「ってか‼アレ´◔‸◔`?武やん‼
なにしとん?」
寒空の下、体操座りしたままころがりガタガタと震え冷たい手をブルブル震わす武がいた
「なーにしとん風邪ひくよ馬鹿じゃん」
流石の蛇太郎も冬眠に入ったのか見当たらない事に安心したのか武は怖がることも無くジッとしている
「さ、さ、寒寒い」
膝をかかえたままゴロンと転がりガタガタ震える武に
「いつからおるん?」
ブルブル震える武は歯もカチカチと音を鳴らす
時計を見ると9時、近くの銭湯が空く時間ということを思い出す
行こ武といいつつ軽自動車へと足を急ぐ・・ん?
ブルブル一歩2歩又ブルブル一歩2歩たけしの動きはダンサーみたいに小刻みに動き中々前に進まない
「Are you OK?」
ふと声をかけてきたのは
ガタイの良いアメリカ人のマークだったマークは何やら気がついたようで
加奈に
It's tough isn't it! But hang in there"
(大変だね頑張って)
と言って武を担ぎ階段をおりた
「𝑇ℎ𝑎𝑛𝑘 𝑦𝑜𝑢𝑇ℎ𝑎𝑛𝑘 𝑦𝑜𝑢」
加奈はマークにお礼を言って車を取りにはしる。
まだうずくまっている武に
「オイ、お年寄りじゃないんだから」
車をバックさせてギリギリ武の側まで行くとドアを開ける
ヨッコラショ
加奈は武を車に放り込むと銭湯まできた
「早く湯船に浸かつて体温めなよ」
80歳の顔なじみの本当のシニアの梅さんが加奈に気付いて 大丈夫かと武を車から下ろしてくれた
梅さんはゲートボールの練習のあと仲間達との ひとっ風呂が楽しみで毎日来ている
丁度練習終わった様でぞろぞろとやってきた
鍛えてるから皆ジーチャンと言えど筋肉モリモリ
「梅さんどうした」
70、~90代の仲間が集まる
「あーあコイツどうしたんだァしょうもな
加奈の知り合いか?」
ガタガタとぎこちなく動く武に爺さんたちは
「どじょうすくいみたいだな」
とぺペンペンと口ずさむとポコポコトントンとツツミの手拍子が始り つま先だって武の動きに続いて全員腰をクネクネ手をユラユラ
陽気な年寄りはドジョウすくいを踊りだす。
暇な年寄りは、お祭り好き
「さ、寒」
しかし からかうのはこれまで
武はガタガタ震え長年生きた年寄りはお節介好き、
ゾロンとズボンを脱がせそれからポイポイ武は丸裸
エッホエッホ風呂まで担ぐ
寝かされた武に爺様は号令をかける。
ガタガタ震える武の目に飛び込んできたのはダランダランと揺れるダラ金
「いいか心臓から離れたとこから温めろ」
おうー
そおーおりゃ
風呂桶でばしゃばしゃ
長年使った腰を入れてお湯をかける70、80 90のじいさん達
勢い余ってソーレイッヅラもぽーん武のおキンキンにスポッイテッチクチクする😭ヅラを慌てて払い落とす
「ヅラなんかやめて
堂々と円盤ハゲでいろ」
バーコードの爺さんがさけぶ
「あーぁぁぁまてまて」
爺さんたちはヅラにも
バーコードにも円盤ハゲにもバシャバシャおかまいなし
「ヅラもシャンプーしとけ」おうー
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目は汗とお湯でどれが
シャンプーかリンスか 漂白剤がどれかボディソーがどれかどれ?何が何か分からない、どーでもい
手に取った物を使う
湯気で目も悪いしメガネも曇る
普通漂白剤は爺さんの誰かが持ち込んだのだろう
洗濯するために
勘違いのジジイ達は何でも洗えればいい説
何処にも1人はいる自分の事しかしないヤツ何もかも他人任せそんなじい様はハイ〇ーを頭にじゃぶじゃぶ
「アレ泡立たない
なんでだーぁ」
気にするなソレエー
バシャバシャ
何処にでも1人はいるお節介過ぎる爺様は漂白剤を使った爺様にもお湯をかける
ゆすげーソオレイー
バシャバシャ
「ヒートショックにきをつけろよ」
おうー
エアコンをかけてあるから武のガタガタはだいぶ収まって来た
ヅラは一足先に湯船にぷかぷか
ヅラの持ち主の爺様はクンクンシャンプーの匂いにしてはつんとくる👴だがあんまし気にしない
と1人のジーチャンがヅラの持ち主に注意する
「ヅラわすれんなよ
探すのヤだからなー」
「わかってるって」
そういうと
ヅラを被り扇風機で乾かす
だいたい爺ーさんたちは、これ一本のボディソープがあれば頭からつま先まで間に合う
普通頭洗ってヅラだろう武は思うが言えない
爺さん洗う順番違うダロって言えない‼
それに武は見たことの無いジジイの湯捌きにビックリ
ひと通り洗うとザブンザブンじいさん達は揃って風呂につかりだす
「はぁー」
「うぇい」
じい様の口から落ち着いた時に出る安堵の声
「若けぇのゆつくりつかれや」
面倒見のいい人ばかりだが迷惑な所もある。
騒がしい入浴時間はやっとおちついた
加奈は地域のボランティアや夏祭りの手伝い
などで公園の清掃を老人会と手伝う関係で顔見知りだった。
武は梅さんにまかせて加奈は買い物のへ
だって男湯には入れない
仕方なくハロワに行くのをやめて武の着替えを買いに商店街へと向かう
ジャージ上下2100円、靴下3足1000円、
パンツ800円‼️
ヒートテック1000
合計5900円慰謝料プラスで請求する!
慰謝料は取れないなら衣料費用くらいは せめて請求する
「どうだ若けぇ
の温まったか?」
「はい、ありがとうございます、助かりました」
スッカリ身体が暖まり
ホカホカしてきた武は
ニッコリ笑って御礼を言った
「良かった良かった
冷えた身体にゃー
風呂がいちばんさ」
すると梅さんの仲間が聞いた
「加奈とはどんな知り合いか?」
全員が聞きたい話だった
爺さんの1人が聞くとザワザワした湯船は静かになった
たけしは異変にきづいたのか もごもごと口を開いた
「実は恥ずかしながら・・・」
皆、武の話に注目
武は加奈と婚約していたが浮気未遂がバレて破談になったが諦めきれず加奈に謝ろうと一晩加奈の部屋のまえに座りウッカリ寝てしまった事を話した
「浮気か、ま、俺らも経験ないわけじゃねーがなぁ
浮気はバレたらタチ悪いよなぁ」
ゲートボールのじいちゃん達が全員ウンウン
「据え膳食わぬは男の恥とも言うが」
そうそう全員頷く
「しかし相手が加奈じゃあ
アンタの味方はできんな」
「おれ、いや私は本当に後悔してるんです
皆さん加奈とは中々のお知り合いの様子 なんとかなりませんか?」
「浮気も未遂って言うし」
「いやいや俺らだってババアにバレたら毛をむしられて血が吹き出すくらいやられるっぞ
80過ぎても波に女と書くからババアだ、でも女がつくだろ、舐めちゃいけねー」
「俺ん家のカカアだって連ドラフリンのやつ見てて台をバンバンたたいてたしなーコワ」
「アンタ失敗したなー加奈はここら辺じゃ結構有名人なんだよ」
「そうそう外国人まで加奈の事よーく知ってるし」
加奈は5カ国話せる為この辺に住む外国人は色々加奈に相談していた口コミで広がったのだろう。
観光客は殆ど居なく住居として住んでいる外国人にとっては加奈は唯一の相談相手だった。
「諦めたがいいんじゃ」
ゲートボールチームの爺ちゃん達は腕を組み湯船に浸かり考える
ヅラ飛ばした爺さんだけ未だにクンクン
「おい気になるならシャンプーしなおせよ」
梅さんが言うと納得したようでまた洗い直す
年寄りは、暇は暇だか暇な時間がたっぷりある訳じゃない
孫のこもり、家事手伝い、地域の見守り あいさつ運動にボランティア
皆、いそがしい
1人1人ザブンと音を立てて帰って行く
「悪ぃな若けえの
無駄と思うが頑張れよ‼」
あんなに狭かった湯船も平泳ぎできるほど静かになった
「はぁ😮💨」
武のため息が響く
一人残っていた梅さんが
「無駄とは思うがオレが口利きしてやる キツイ条件を出すが大丈夫か?」
「ハイッ」
武の目はみるみる活気を帯びてきた
「結婚となると一年2年10年20年の話しじゃないぞ お前さん男前だし無理じゃねーか、覚悟はあるか?皆口揃えて地獄の入口って言うんだぞ、その覚悟がなけりゃ辞めといたがいい」
「・・・」
「女は婆さんになると肌もあれりゃ乳もたれてw、尻も垂れてこれまたw顔にはシワがふえて梅干し婆さん体はひからびてアジの開きみたいになる
女は何時までも綺麗でもない」
「それは男性でもおなじですよ」
「フフッそうだな
でも男ってえもんは
いつまでも男だが
女は違う
妻、母親、女は後回しで、まあ、色々あるわな」
「・・・」
「若いうちは子供に取られ年取ってからは孫にとられその後は犬に取られ猫にとられつまんない人生が結婚なんだぞ
だから男は自分だけを必要としてくれる女に走る、つまり浮気だぁな
自分を1番好きとゆう女に癒しを求めるんだ
それより初めから
独身で楽しく暮らしたがいいかもだぞ、こんなはずじゃなかった は通用しない
それが結婚と言うもんだ」
「はあ」
「どうする?」
少々怖気づいた武はボソッと
「考えてみます」
と答えた
帰ったはずの年寄りたちは聞き耳を立てて
ガクッとひざからくずれおちる
あの決心は、何だったー
「アイツ微妙だな
勢いで結婚なんて
まだまだ若いぜ」
年寄り達は腕を組んでう~ンと唸って首をふる
「加奈とはむりだぜ」
「おじいちゃん達
ここにいたの?」
年寄りは後ろから声を掛けられ飛び上がる
「うわーお、お、
あ、ビックリした」
加奈はケタケタと大笑い
「しげさん奥さんが
早く帰って卵を剥いて欲しいって言ってたよ今日はおでんじゃない?」
「おお、そうか熱燗、熱燗でいっぱいひっかけるか」
シゲさんは嬉しそうに帰っていく
「竹さん、お孫さんの唯ちゃんが遊んでって玄関にいたよ」
「あ、忘れてた
子守りを頼まれてたんだカカアが飯作るあいだ子守りせなならん」
竹さんも急いで帰って行った
「はい解散解散」
それぞれに帰って行く
加奈は脱衣場のカゴに武の着替えをいれて
「武、着替えおいとくから」
そう叫ぶと外で待つ
少ししてスッカリ着替えて元気そうな武が梅さんと出てきた
梅さんは
「じゃあな」
と私達に声掛けて帰って行った
2人っきりになるとなんだか気まずい
「武
なんでぶっ倒れるまで私の部屋の前にいたの?もうビックリしたよー」
加奈の問いかけに返事はしにくい様子
「まさかさー
私を迎えに来たなんていわないよね」
「え‼・・・ぢ違う」
図星をつかれて武は慌てふためいた
「だよねあんな可愛い子とあそんでんだもん」
武は分が悪そうに横を向く
「ご、ごめん」
武は帰って来いとは言わなかった加奈は僅かな期待をしていたが
無駄だと気づいてしまった
家庭を気づく事なんか家庭で育ったことがない加奈には無理だったんだ
「送っていくよ」
加奈は又車を銭湯♨️の
玄関までまわした。