それは麻薬のような愛だった
「…ふうん…」
伊澄は愉しげにそう言うと、ばっと自身の上半身を纏っていた衣類を脱いだ。露わになったしなやかや筋肉のついた逞しい体躯に、ドッと雫の心臓が跳ね上がる。
伊澄の美しい顔面と相まって、まるで芸術品のようだった。
「そういう理由なら、やめる必要はねえな」
「へ、」
言うと同時、雫の太腿が掴まれる。伊澄は雫の下に先程まで着ていた服を敷き、そのまま顔を落とした。
「——ッ…ひぁ!」
熱いぬめりが雫の弱い場所を犯す。わざと立てられる音に、絶え間ない舌の動きに一瞬にして雫の身体は快楽で満たされた。
もはや悲鳴とも聞こえる嬌声は止めることは出来ず、行き場をなくし彷徨っていた手で無意識に口を覆った。
それでも漏れ出る声と共に再び伊澄の長い指が中へと侵入してくる。雫の身体をとうに熟知している伊澄は一等声の高くなる部分をピンポイントに責め立てた。
「ん、ん…ッ、そ、…それ、だめ…!」
段々と早まるそれらの動きに雫の頭は痺れ、口元を覆っていた手の力が緩まっていく。途端、ビクリと身体が勝手に跳ねると同時、背筋から恐ろしい速度で這い上がる快楽に、一瞬にして雫の視界は白に弾け飛んだ。
「ひっ、いっ…ぁああ…っ!」
絶頂を迎えた雫は、ガクガクと脚全体を震わせる。ごぷ、という艶めかしい水音と共に己の下に熱いぬかるみを感じた。