それは麻薬のような愛だった
「…っは、は、ぁ」
行為が進むに連れてお互いに余裕のない息遣いだけが室内に響く。
いつの間にテレビが消えていたんだろう、そう思った次の瞬間にはまた新しい快楽で全身が満たされる。
途中からはソファは嫌だと訴えベッドへ移動した。
何度達したか分からなくなった頃、伊澄もまた限界が近いようで余裕の無い動きで雫を強く抱き抱えた。
そして激しい律動の後、避妊具越しに自身の中に出された欲を感じながら雫は目を閉じた。
大体がこんな流れだ。
伊澄から連絡があって、どちらかの家で会って、軽く会話をして身体を重ねる。
もう幾度そうしてきたか分からない。
いつ飽きられるかなと考えた事もある。
けれどいつだったか伊澄が言ったように体の相性が良いのだろう。再会してからこの関係はこれまで途切れる事は無かった。