お姫様の条件
―――…
―……
……。
 
「……んぅーー?」
気付くと、事務用デスクが並ぶ部屋のソファーで私は横になっていた。
「…事務所??」
私は少し体を起こす。
…痛ッ……
全身がズキズキと痛みだす。
…あー。さっき私、人とぶつかって……。
…でもなんでここに!?
病院は?
ぶつかった相手は?
…ってゆうより今何時よ?!
ショップ閉まっちゃう!!
 
私が体を起こしてキョロキョロしていると、一人の30代半ばくらいの男性が部屋に入ってきた。
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