今夜0時、輝く桜の木の下で
仲直りをしてからの帰り道、二人は並んで歩いていた。
さっきまでの張り詰めた空気はとっくに消え去っていた。
「紺、ちょっと佐藤さんに優しくなったよね」
何気ない調子でシローが言った。
「え、普通に嫌いだよ」
即答だった。
「口ではそう言ってるけどさ」
シローが横目で覗き込む。
紺は少しだけ視線を逸らした。
「まぁ……昨日の話は、気の毒だとは思ったよ。忘れられないだろうし、辛いだろうなって」
ぽつりと付け足す。
「そうだね」
シローは小さく頷いた。
「でもそれとこれとは別だって。おっさんのことは、多分一生受け付けない」
「はいはい」
軽く流されて、紺は眉をひそめる。
「なんだよそれ」
「俺は佐藤さん、結構好きだし」
「なんか、キラもそうだよな」
紺は少し不機嫌そうに言った。
「紺はあれじゃない? ちょっと似てるから嫌なんじゃない?」
「は? 俺とおっさんが?」
思わず足を止める。
「うん」
シローはあっさり頷いた。
「勘弁してくれよ」
紺は顔をしかめる。
「紺もおじさんになったら、あんな感じだと思うよ」
「お願い、マジでそれやめて。最悪」
本気で嫌そうな声だった。
シローは少しだけ笑う。
「でも、そう思うからなー。キラにも聞いてみる?」
「嫌だ。聞かない」
さっきまでの張り詰めた空気はとっくに消え去っていた。
「紺、ちょっと佐藤さんに優しくなったよね」
何気ない調子でシローが言った。
「え、普通に嫌いだよ」
即答だった。
「口ではそう言ってるけどさ」
シローが横目で覗き込む。
紺は少しだけ視線を逸らした。
「まぁ……昨日の話は、気の毒だとは思ったよ。忘れられないだろうし、辛いだろうなって」
ぽつりと付け足す。
「そうだね」
シローは小さく頷いた。
「でもそれとこれとは別だって。おっさんのことは、多分一生受け付けない」
「はいはい」
軽く流されて、紺は眉をひそめる。
「なんだよそれ」
「俺は佐藤さん、結構好きだし」
「なんか、キラもそうだよな」
紺は少し不機嫌そうに言った。
「紺はあれじゃない? ちょっと似てるから嫌なんじゃない?」
「は? 俺とおっさんが?」
思わず足を止める。
「うん」
シローはあっさり頷いた。
「勘弁してくれよ」
紺は顔をしかめる。
「紺もおじさんになったら、あんな感じだと思うよ」
「お願い、マジでそれやめて。最悪」
本気で嫌そうな声だった。
シローは少しだけ笑う。
「でも、そう思うからなー。キラにも聞いてみる?」
「嫌だ。聞かない」