捨てたラブレター
「そうだね。ぴよりんは引っ越しの片付け終わってから買うよ」
そう言いながら司は私の部屋に入ってきた。必死の抵抗など無意味だった。私は、肩を大きく動かして息をしながら司の背中を睨み付ける。中学・高校と文化部だったくせに力が強い。
「とりあえず食器類片付けるよ。和香は衣服系の片付けお願い」
段ボール箱だらけの部屋にて、司はテキパキと片付けを進めていく。私は無言のまま衣服の入った段ボールを持った。モヤモヤする自分に言い聞かせながら片付けを進めていく。
(まあ、引っ越しの片付けって三日くらいかかるって言うし人手はいるでしょ。女の子より男の子の方が力仕事できるだろうし……。うん、胡桃にはあとでLINEで文句言おう)
司は胡桃に頼まれて断れなかっただけ。司はNOと言えない日本人代表みたいな人だから。そう心の中で考えているうちに、ふと思う。
(今、同じ空間に司がいるんだ……)
その瞬間に、今まで押し殺していた熱がブワリと顔に広がる。ドキドキと胸が高鳴っていくのを感じて、私は泣きたくなってしまった。
そう言いながら司は私の部屋に入ってきた。必死の抵抗など無意味だった。私は、肩を大きく動かして息をしながら司の背中を睨み付ける。中学・高校と文化部だったくせに力が強い。
「とりあえず食器類片付けるよ。和香は衣服系の片付けお願い」
段ボール箱だらけの部屋にて、司はテキパキと片付けを進めていく。私は無言のまま衣服の入った段ボールを持った。モヤモヤする自分に言い聞かせながら片付けを進めていく。
(まあ、引っ越しの片付けって三日くらいかかるって言うし人手はいるでしょ。女の子より男の子の方が力仕事できるだろうし……。うん、胡桃にはあとでLINEで文句言おう)
司は胡桃に頼まれて断れなかっただけ。司はNOと言えない日本人代表みたいな人だから。そう心の中で考えているうちに、ふと思う。
(今、同じ空間に司がいるんだ……)
その瞬間に、今まで押し殺していた熱がブワリと顔に広がる。ドキドキと胸が高鳴っていくのを感じて、私は泣きたくなってしまった。