捨てたラブレター
(私、失恋したのにまだ司のことが好きなんだ……)
痛くて、苦しくて、でも心が司を好きだと叫んでいる。片付けをする手が止まる。でも片付けなどどうでもよくなっていた。
(こんな思いをするくらいなら、司と仲良くならなきゃよかった……)
後悔だけがこの胸に押し寄せてくる。初めて会った日、司に声をかけなければ未来は違ったのかもしれない。こんなにも傷付かなくてすんだかもしれない。目の前がぼやけていく。その時だった。
「和香!!これ!!」
司が大きな驚いたような声を出す。大声は近所迷惑だからと言おうと思って振り向いた私は、司が手にしていたものを見て目が見開かれる。
「それ、何で……」
司が持っていたのは、失恋した日に捨てたはずのラブレターだった。手が小刻みに震える。感情がぐちゃぐちゃになって自分が何を考えているのかわからない。
「段ボールの中に入っていたんだけど、えっと、その、これは悪戯とかじゃない?……和香の本当の気持ち?」
司がゆっくりと近付いてくる。私は「そうだよ!!でも、もうそんな手紙意味ないじゃん!!」と大声を上げた。司の足が止まる。
痛くて、苦しくて、でも心が司を好きだと叫んでいる。片付けをする手が止まる。でも片付けなどどうでもよくなっていた。
(こんな思いをするくらいなら、司と仲良くならなきゃよかった……)
後悔だけがこの胸に押し寄せてくる。初めて会った日、司に声をかけなければ未来は違ったのかもしれない。こんなにも傷付かなくてすんだかもしれない。目の前がぼやけていく。その時だった。
「和香!!これ!!」
司が大きな驚いたような声を出す。大声は近所迷惑だからと言おうと思って振り向いた私は、司が手にしていたものを見て目が見開かれる。
「それ、何で……」
司が持っていたのは、失恋した日に捨てたはずのラブレターだった。手が小刻みに震える。感情がぐちゃぐちゃになって自分が何を考えているのかわからない。
「段ボールの中に入っていたんだけど、えっと、その、これは悪戯とかじゃない?……和香の本当の気持ち?」
司がゆっくりと近付いてくる。私は「そうだよ!!でも、もうそんな手紙意味ないじゃん!!」と大声を上げた。司の足が止まる。