ダーリンと呼ばせて~嘘からはじめる三カ月の恋人~
「新聞、読むんですね」
「週末に一気見。流し見みたいなもんだけどね。ネットで山ほど情報って落ちてくるけど、フェイクも多いし逆に無限に出てくるだろ? 読みだしたら時間ばっかり取られて結局有益な情報を得られてないような消化不良があるんだよなぁ」
(新聞を読む安積さん……良き)
話してくれているのにそんな邪な目でしか安積さんを見られない自分を恥じたい。
「紙はさ、自分の興味のないことも載ってるし情報が重複されない。いろんな方面のトレンドが分かるから好き」
「……」
安積さんの”好き”を知ってしまって胸がポッと熱くなる。
昨夜安積さんはきっと、深い意味もなく私を家に招いてくれたのだろう。ただの親切、思いやりから一晩過ごさせてくれた。その与えてくれた時間で私はいくつの安積さんの素顔を知れただろう。
知りたかった安積さんの素顔、そんな素顔をいくつも知れて胸の中から溢れ出てくるような感情がある。
どうして人はこんなにも貪欲で我儘なのだろう。
好きでいさせてもらえるだけでいい、最初はそんな思いだけだったはずなのに。
そばにいたら好きになってもらいたくなる。時間を過ごすほどもっとその時間を濃くしたくなる。
たった三カ月だ、一日一日がきっと走馬灯のように駆けて行ってしまう。その時間をどうやったって繋ぎ留めたくなってしまう。
この瞬間を、今だけにしたくない。
もっといっぱい、安積さんと過ごしたい……心の底からそう思った。
「週末に一気見。流し見みたいなもんだけどね。ネットで山ほど情報って落ちてくるけど、フェイクも多いし逆に無限に出てくるだろ? 読みだしたら時間ばっかり取られて結局有益な情報を得られてないような消化不良があるんだよなぁ」
(新聞を読む安積さん……良き)
話してくれているのにそんな邪な目でしか安積さんを見られない自分を恥じたい。
「紙はさ、自分の興味のないことも載ってるし情報が重複されない。いろんな方面のトレンドが分かるから好き」
「……」
安積さんの”好き”を知ってしまって胸がポッと熱くなる。
昨夜安積さんはきっと、深い意味もなく私を家に招いてくれたのだろう。ただの親切、思いやりから一晩過ごさせてくれた。その与えてくれた時間で私はいくつの安積さんの素顔を知れただろう。
知りたかった安積さんの素顔、そんな素顔をいくつも知れて胸の中から溢れ出てくるような感情がある。
どうして人はこんなにも貪欲で我儘なのだろう。
好きでいさせてもらえるだけでいい、最初はそんな思いだけだったはずなのに。
そばにいたら好きになってもらいたくなる。時間を過ごすほどもっとその時間を濃くしたくなる。
たった三カ月だ、一日一日がきっと走馬灯のように駆けて行ってしまう。その時間をどうやったって繋ぎ留めたくなってしまう。
この瞬間を、今だけにしたくない。
もっといっぱい、安積さんと過ごしたい……心の底からそう思った。